娘が小学校に入学してからいつも欲しているものがありました。
それは「時間」。
何とか空いた時間にやりたいことをやろうとしても、いつも制限付き。
だいたい就寝時間となってしまい、結局は細切れとなってしまう。
これの繰り返しでした。
この休校中、我が家のモットーは
「できないことをするのではなく、できることをすること」
なぜなら、「休校中だからできること」が沢山存在するからです。
我が家のサイエンスのベースは、モンテッソーリのコスミック教育。
地球の表面の約70%を占める海。
この「水」の存在は、娘にとってもいつも格別。
特に浄水場、水再生センターへ訪問してから、彼女の「水」に対する
意識は確実に変わりつつあります。
この日、娘が行ったおしごとは「水の観察」。
日常に当たり前のものとして存在するこの水を、五感で感じる時間です。
用意したのは、「水」「ワックスペーパー」「スポイト」「虫眼鏡」。
目で見た水、触った水。自分の感じた水を、言葉にする時間。彼女の見た水は、“transparent(透明の)”“colorless(無色の)”“clear(透き通った)”と綴られていました。
特別なサイエンスキットがなくても、身の回りのものが、おしごと時間に一役買っている毎日。
特に、休校中の今だからこそ持ち続けることのできる観察時間。
普段あまり気にしたことがなかったものとじっくり向き合う時間は、とてつもなく贅沢な時間だと感じています。
この日の、彼女の読書時間はこの2冊。
また、新たな切り口から色々と学べそうな「水」。
どこへと繋がっていくのか楽しみです。