コロナ疲れに効くアート時間!? | モンテッソーリな時間~バイリンガルに魅せられて~

モンテッソーリな時間~バイリンガルに魅せられて~

中2の娘とワーキングママによる2歳からのホームモンテッソーリとバイリンガル育児の足跡を綴っています。

 

Final Examsが終わると、ルームメイトに連れられメトロポリタン美術館へ。日本では、アートなんて図工の授業でしか触れたことのなかった母にとって、METで過ごす時間は敷居が高くて窮屈ながらも、特別な時間でした。20年以上経った今、度々思い出されるアメリカの風景は、あの空間。当時はアーティストの名前すら知らず、ただただ目の前に現れるアートを眺めていただけだけど、初めて本物の美術に触れた20歳の自分には贅沢すぎた時間です。

 

9歳の娘は、絵を描くことが大好きです。

家の至る場所にペン、クレヨン、クレパス、チョーク、色鉛筆などなどを配置してきた我が家。

アートと共に生きてきた夫の影響か、2歳の頃から、これらのツールを自由自在に動かしてきました。

 

今までは、これらを駆使して自由に表現することを楽しんできた娘ですが、2年前よりシャーロット・メイソンのPicture Studyと呼ばれるアートの時間を家庭内で取り入れてから、世界の名画に触れる機会が増えました。シャーロット・メイソンのPicture Studyのやり方は、驚くほどシンプル。6週間で1サイクルです。好きな画家を決め、週に1つずつその画家の作品を鑑賞します。実際に絵画鑑賞の前には、2レッスンほどその画家の生い立ちについて学ぶ時間を設けます。これが終わったら、その週に鑑賞する絵を決めスタート。

 

ステップ1:選んだ絵画を、3分から5分しっかりと鑑賞する。
ステップ2:絵は見ずに、自分の鑑賞した絵画を描写する。(我が家の流れは大から小へ)
ステップ3:もう一度絵を見て、描写できなかった部分を確認。
ステップ4:この時選んだ絵を、次回のPicture Studyまで飾る。

 

詳細は、Simply Charlotte Masonで説明されているので、興味がある方はチェックしてみてくださいね。

 

このステップを繰り返すと、かなり選んだ画家のスタイルに慣れてきます。母のように、絵画について何も知らなくても、作品が子どもに多くのことを教えてくれます。

 

相変わらず出口の見えない毎日ですが、こうしてアートに触れている時間は、現実をちょっと忘れさせてくれます。この日は、ゴッホの壮絶な人生に触れ、天才画家が歩んできた道を知ることで、彼が生み出したアートとのConnectionを見出そうと必死だった娘。平坦ではないのが人生ということも、今置かれている状況と交差した部分もあったようです。

 

ゴッホからインスパイアされて生み出した娘の色。

ちょっぴりコスミック教育の要素が見え隠れすると感じるのは母だけでしょうか(笑)。

 

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