新型コロナウィルスの影響で中止となっている卒業式も多い中、今回無事に子どもの家小学部の最終日を迎えることができました。幼稚園の頃から合わせると、計4年もお世話になった子どもの家。この美しい地球は、園長先生による手作りの卒業ギフト。早くも娘の一生の宝物になっているようです。
家に教具があるなら、子どもの家は控えるべき。
もし子どもの家に通うのであれば、家では教具を使ったおしごとはしないこと。
そんな究極の2択とも思えるような選択が、当時の母を苦しめました。
すでにプライマリーのモンテッソーリ教師養成講座を修了して、この教育法にどっぷりと魅了されていた時期。当然、教具も我が家には置いてありました。
それでも、我が子を子どもの家に通わせたいという想いから、見学に訪れた子どもの家。
それはそれは魅力的な場所でした。
我が家の事情を包み隠さずお話しした上で、園長先生から許可をいただき、無事通えるようになった娘。週1といえども、「子どもの家」という名の通り、子どもが主人公となれるこの空間は、娘にとっては特別な場所でした。小学部では、原則全日制のモンテッソーリ園を卒園したお子さんしか入学できないものの、我が家のホームモンテッソーリを評価してくださり、娘を受け入れてくださった園長先生。そのご厚意に甘え続け早3年。今回、無事卒業となりました。
娘が子どもの家で得たもの。
それは自然と生命の不思議を自らが探求する心だと思います。
コスミック教育という壮大なテーマの中で、生命科学、環境といったテーマ学習にとどまらず、子どもの中に存在する好奇心を呼び起こすようないくつもの仕掛けが子どもの家にはありました。幼児期よりも発達した知覚技能や運動技能を発揮できるようなクリエイティブな様々な作業を通して、モンテッソーリ女史の意図した教育計画にふんだんに触れた時間。まだ公教育ではスタートしていない歴史に対する感覚が、娘の中で研ぎ澄まされていく過程を目にして、エレメンタリーモンテッソーリの価値を改めて感じます。
さぁ、これからがホームモンテッソーリの真価が試される時。
不安と期待が入り混じる複雑な母です^^;
ご訪問、誠にありがとうございます