休校中のモンテッソーリ的な過ごし方 | モンテッソーリな時間~バイリンガルに魅せられて~

モンテッソーリな時間~バイリンガルに魅せられて~

中2の娘とワーキングママによる2歳からのホームモンテッソーリとバイリンガル育児の足跡を綴っています。

 

全国一斉休校のニュースを受け、不安な気持ちに駆られているご家庭は多いのではないかと思います。共働き家庭の地域のお子さんを集めて、Montessori Co-opのようなことが出来ないかなどと一瞬考えが過ったものの、実際自宅勤務と言えども、普段であればオフィスでface to faceで出来ることが、ひと手間も二手間も増え、実現不可能な現実に心を痛めています。

 

休校でなくとも、長期休みはいつも頭を悩ませてきた我が家。新4年生となる娘は、様々なパターンを試してきましたが、最近はこれに落ち着きつつあります。

 

ホームモンテッソーリ7年目となる我が家。

休み中も、モンテッソーリスクール的な過ごし方が、娘には一番しっくりくるようです。

 

午前:3時間連続のスケジュール

 

午前中に3時間のおしごと時間を設けている場合が多いモンテッソーリスクール。と言っても、3時間の間にブレイクがないという意味ではなく、途中、飲み物を飲んだりスナックを補給してももちろんOK。時間割を決めて、その時間に沿って家庭学習を試みた時期もありましたが、結局は時間が長引くものもあれば、予定時間よりも早く終了してしまう場合もあったりで、娘自身が効果的だと感じられなかった様子。結果、この時間の中で行わなければならない学校の宿題、保持教室の宿題を終わらせ、残った時間は自分がやりたいリサーチ、読書など午前中はアカデミックなアクティビティーをメインに過ごします。

 

 

午後:やりたいことをやりたいだけ

 

娘は、工作や裁縫、絵を描くといった手を使った作業が大好きなため、午後は好きなだけ手仕事を楽しみます。もちろん、縄跳びやボールつ遊びなど家の中で出来る軽い運動も午後時間に好きなだけ。もちろん、読書やリサーチなど午前中の続き行ってもOK。その他、ロボット作り、ピアノなどの楽器演奏もこの時間に十分に楽しみます。モンテッソーリと並行して我が家が参考にしているシャーロット・メイソンのホームスクールも、アカデミックなカリキュラムは午前中のみです。毎日学校と習い事の忙しい今の子どもたち。休みの時は、せめてこういうまとまった自由時間が欲しいものです。

 

 

夜:親子共にできることを

 

母が横に付いていることのできる夜時間は、その日に学んだことをプレゼンしてくれることの多い彼女。我が家は、ワークや問題集といったものを取り入れていないため、彼女の学びのベースは学校と自分で行うリサーチ。学校で習ったこと、自分で調べたこと、作成した新聞やリーフレットと言ったものを「です、ます調」でプレゼンしてくれます(笑)。もちろん、母が横で提示を行うモンテッソーリのおしごともこの夜時間です。

 

娘のリサーチの対象は、学校で学んできたことはもちろん、母との夜時間に行われるグレートレッスンの提示や、幼児期から親しんできたベッドタイムストーリーの定番シリーズ「Let's Read and Find Out Science」、そして小学生新聞など、ありとあらゆるところに材料は転がっています。

 

学校とは知識の種まきをしてくれる素晴らしい場所。

 

けれども、実際それを自分で大事に育てたくても、次の日には新たな種まきが始まり、なかなか思うように時間が取れないのが現代の子どもたち。結果、消化不良となってしまったり、学ぶことの楽しさに気付けなかったり、案外失っているものもあるのかもしれません。

 

休校という措置に伴う痛みも少なくない中、それでも子どもたちの学ぶ権利は守らないといけないと感じています。

 

我が家も、家庭でできる種まきをもう一度見直してみようと思います。

 

ご訪問、誠にありがとうございますハート