テストも暗記も課されないモンテッソーリ流「理科時間」 | モンテッソーリな時間~バイリンガルに魅せられて~

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中2の娘とワーキングママによる2歳からのホームモンテッソーリとバイリンガル育児の足跡を綴っています。

今でも忘れない会話があります。
 
幼稚園の頃の同じクラスのママとの会話。
小学生のお兄ちゃんが理科の授業の暗記が追いつかないというのです。
 
「電池の直列つなぎとか並列つなぎとか、昔習ったよね。」
 
この時、初めて現在の小学生の理科事情を垣間見た母。
個人差はあれ、やはり今でも暗記科目としての位置付けなんだなぁと少し残念に感じたことを記憶しています。
 
あの会話から3年。
学校より一足先に子供の家の小学部で「電気と電池のはたらき」について学んできた娘。
 
目をキラキラに輝かせ、どれほど母が知っているか試そうとします(笑)。
 
娘の通う子供の家小学部は卒園生のために設置されているため、今年度は児童3名に対してモンテッソーリアンの先生が3人という、何とも恵まれた環境。
 

ただ単元として押さえるのではなく、すべてはコスミック教育から派生。

毎学期、様々なトピックをカバーします。

 

2年生の3学期は、主として「電気」について学んできました。先生たちのお話から、実験へと繋がり、次は自分の言葉でまとめる作業が繰り返されます。

 

そして大目玉はこちら!!

 

 

一見、クラフトかと思いきや・・・。

 

モンテッソーリ流『理科時間』!!

 

豆電球と乾電池について学んだ後は、導線とつないでみます。一見、洋風の家に見えるものの、中は思いっきり昭和(笑)。豆電球で照らす、このレトロな感じが、何とも言えぬ味わいを醸し出しています^^;

 

けれども、娘の一番のアピールポイントはこちらだとか(笑)。

 

「ほら、レンガっぽいでしょ?」

 

見事に模様が一つ一つ描かれています^^

 

このプロジェクトをとても楽しみにしていた娘。それぞれの児童が豆電球を使用して思い思いのものを作るため、構想の段階からあれこれ頭を悩ませていました。 元々は、紙粘土を使って五重塔を作りたいと言っていた娘でしたが、最終的にはダンボールで作ったお家。数週間に渡った制作時間は、言葉では表せないほど充実していたようです。

 

五感を使った作業が、小学生になっても健在のモンテッソーリエレメンタリー。

 

テストも暗記も課されない「理科」の時間は、それはそれは楽しくて仕方がなかったに違いありません。

 

4月からは、新3年生となる娘。ついに理科と社会が、学校教育にも入ってきます。

モンテッソーリ教育で培った「楽しい」という気持ちをキープしたまま、向き合えたらいいなぁ 。。.:*・゚

 

ますます家庭内のおしごと時間が増えそうな新年度です^^

 

ご訪問、誠にありがとうございますハート