中世ヨーロッパのお城といえば、こちら。親子で大好きな絵本があります。最初は、絵本ということで、小学生にはもう遅かったかなぁなどと思ったものの、とんでもない!Amazonのレビューにもありますが、ヨーロッパの騎士が小姓として暮らす幼少期が、単なる事実としてではなく、トビーという一人の少年の心を通じて見ることのできる素晴らしい作品。事実を文字として羅列した書籍とは一線を画するものだと、大人の母が心揺さぶられています。
トビーの日記には、お城のどこでの出来事か詳細に書かれているため、そのたびにこの見取り図に戻り、位置確認。娘の大好きな作業です。
城内部の様子も素敵な色合いで書かれています。
30センチ以上の大型本のため、とにかくそれぞれのページが迫力満点。想像力が掻き立てられます。
小姓として暮らすトビーの日常の仕事が、セクションごとに分かれて手に取るように書かれています。娘と2、3歳しか離れていない同じ小学生の男の子の体験が、娘には非常に興味深く映っている様子。中世ヨーロッパへの興味の入り口となった1冊です。
モンテッソーリのエレメンタリー課程では、時間軸を子どもたちに意識させる取り組みが沢山あります。生命の歴史のタイムラインはその代表的なもの。幼児期のころは、「今」を生きることに精一杯だった子どもたちが、過去に感謝し未来へとつなげていく時間が、ふんだんに用意されています。
このフレームワークを心に刻んだ後、いつ・どの時代にタイムスリップするかはその子次第。
娘は順を追っていきたいタイプのため、古代文明に没頭した時期もありましたが、最近は中世の世界に魅了されています。
実は、このようにフレームワークをどのように埋めていくかという部分に随分と悩んできた母。
昨年から取り入れ始めたシャーロット・メイソンのLiving Booksが我が家には機能しています。
- 娘が心を動かされるような読み物を取り入れること。
- 参考書形式のものではなく、できるだけストーリー性のあるものを用意すること。
これが、我が家の歴史のおしごとには今最も必要なものだと感じています。
モンテッソーリ教育とシャーロット・メイソンメソッドの相乗効果をじわじわと感じ始めている毎日です^^
ご訪問、誠にありがとうございます