5年間お世話になった英会話教室の先生との別れ | モンテッソーリな時間~バイリンガルに魅せられて~

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中2の娘とワーキングママによる2歳からのホームモンテッソーリとバイリンガル育児の足跡を綴っています。

 
ついに最終日を迎えました。
 
先生の希望で、娘には最後のレッスンの日まで退職されることを伝えてこなかった我が家。
最終日をカウントダウンしながら過ごすよりも、毎レッスン全力で臨んでほしいという、プロの先生故のご配慮だったのでしょう。
 
果たしてどのように先生は娘に今回の決断を伝えるのか。
やきもきしながら、二人の様子をビデオ視聴していた母。
 
先生からの突然の告白を、ありのまま受け入れようとする娘。
講師変更は娘が最も恐れていたことのはずなのに、驚くほど聞き分けの良い彼女。
家で見せるわがままな8歳とは違い、そこには5年間お世話になった先生への敬意が感じられました。
 
「Yuzy…先生っていうのは、君の英語学習におけるただのリソースなんだ。
だから、先生が誰であろうとも、主体的に学んでいくのは君。
Yuzyだったら、どんな先生とでも、しっかりと学んでいけるよ。」
 
そんな先生からの一言にはにかむと、何事もなかったかのようにいつものレッスンが始まりました。
 
2人が読んでいるのは、7歳の誕生日に先生からいただいたこちらの本
 

Charlotte's Web (A Puffin Book)

 Charlotte's Web (A Puffin Book)

 

まさに、シャーロット・メイソンのメソッドのように”Living Books"をレッスン内で読みながら、ナレーションするという作業が娘は大好きでした。

 

いつも通りにレッスンは進み、気が付けばもうレッスン終了時刻。

 

「何か質問はある?」という先生に、娘が一言。

 

”Why are you leaving here?"

(どうしてここを辞めるの。)

 

一見聞き分けが良いように見えた娘でしたが、やはり聞かなければならなかったのでしょう。

「僕にはプランがあるんだ。」という先生からの答えに、また、笑顔を返す娘。

 

レッスンが終わった帰り道。

 

「きっと先生のプランって、すごく楽しみなプランなんだろうね。」

 

予期せぬ突然の別れに、娘が泣き出すのではないか。

そんなことをこの1か月ずっと不安に思ってきた母。

けれども、すべては杞憂に終わりました。

8歳という年齢は、親が思っている以上に大人なのかもしれません。

 

5年という時間の中、娘が先生から学んだこと。

先生からいただいた手紙に綴られていました。

 

「英語は良い成績を取るもの以上のものなんだ。

人々を結び付けてくれる手段の一つ。

だから、良いことに英語を使って欲しい。

英語で人助けも出来ることを覚えておこう。」

 

親のエゴかもしれないと、英語育児に前向きになれなかった日もありましたが

娘の人生において英語があって良かったと改めて感じた一幕。

大事に向き合っていきたいと思います。

 

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