モンテッソーリ・感覚教育「構成三角形で図形を感じる!?」 | モンテッソーリな時間~バイリンガルに魅せられて~

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中2の娘とワーキングママによる2歳からのホームモンテッソーリとバイリンガル育児の足跡を綴っています。

 

幼稚園生の頃、子どもの家で楽しんだ「構成三角形」のおしごと。小学2年生となった今、久しぶりに教具棚から取り出してみたくなったようです。どうやら、理由は学校の授業でも図形を行っているから。

 

「線を〇本加え、三角形を〇つ、四角形を〇つ、五角形を〇つ作りなさい。」

 

こんな宿題のプリントを持ち帰り机に向かっていたら、図形に触りたくなったのだとか(笑)。

 

「頭を使う学校の授業も楽しいけど、モンテは自分で感じられるから楽しい。」

 

というのが8歳児の感想です^^

 

感覚教具のおしごとの一つ「構成三角形」。木製の5つの箱に、それぞれ色付きの三角形が入っています。以下の長方形の第1の箱にも14枚の三角形が入っています。

 
まずは2対の直角二等辺三角形。
 
そして3対の直角不等辺三角形。
 
1対の正三角形。
 
直角不等辺三角形と鈍角二等辺三角形。
 
これらの三角形をばらばらに置き、同じ色、形でペアリングを行います。こちらは、対にした三角形の黒の線(ガイドライン)をなぞっているところ。幼児期から、こういった教具の辺をなぞることをしてきた娘。やはりその感覚はまだ忘れていないようです。
 
そしてガイドラインをぴったりと合わせると、お互いが吸い込まれるようなんだとか。この感覚が、どこか病みつきになるようです^^
 
モンテッソーリ教育を学び始めたころは「感覚教育」という耳慣れない言葉に、どこか得体の知れない小難しさを感じました。なぜならば、いくらマニュアルを読み込んでも、モンテッソーリ女史の言葉に触れても、なかなかその意図するところが自分の中に浸透しなかったからです。しかし、数年という時期をかけて、娘が感覚教具と触れ合ううちに、どこか感覚を発達させるという意味が分かるようになってきました。
 
医術とは、感覚練習が基礎になっているものです。それなのに、学校では医学生に古典を教えるのみです。その結果として医者は、感覚器官が十分に働かないために、知性の進歩も無に帰すのです。(日本モンテッソーリ教育綜合研究所、マリア・モンテッソーリ、子どもの発見、2003、180頁)
 
学校から持ち帰るプリントで終わらせることなく、自ら教具に向かう娘を見ながら、なんとなくモンテッソーリ女史の意図するこの言葉の意味が分かった気がしました。娘は、「辺」を習っても、自分でなでてみたい。「頂点」を習っても、自分でちくっとやってみたい。そんな自らの感覚を信じているのだと感じました。
 
母がせっせとブログを書いている間にも、
 
「ママ、見ないで~」
 
と言いながら、構成三角形の新たなおしごとを自分で行っているのだとか(笑)。
内容は、後のお楽しみらしいです^^
 
はい、楽しみにしています♡
 

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