『音読→ナレーション』から生まれた副産物 | モンテッソーリな時間~バイリンガルに魅せられて~

モンテッソーリな時間~バイリンガルに魅せられて~

中2の娘とワーキングママによる2歳からのホームモンテッソーリとバイリンガル育児の足跡を綴っています。

以前、保持教室からハリーポッターを持ち帰ってきた娘。クラスのお友達の中では流行っていて、勧められたということで持ってきました。けれども、我が家は誰も映画も観たことがなく…。残念ながら、誰もストーリーを知らないのです^^;結果、娘も書籍は1冊読みきれずに返却することに…。 

 

この1年で保持教室から求められる英書のレベルも確実に上がりつつあります。けれども、その結果…。娘の英語の読書量は確実に減りました。勧められて持ってきても、最初から手をつけないこともしばしば。和書は止まらないほど読んでいるのに、英書は停滞するばかり。

 

そんな流れを変えようと、最近、ある作戦に出ました。 

それは”Pathway Readers"の投入。

 

 

農耕や牧畜によって自給自足生活をしているアーミッシュの学校で使用されていたこちらのシリーズ。プリスクールから8年生までのグレード別になっており、2nd Grade用の"Busy Times"は親子英語家庭においてはキンダーくらいから使用できるほど平易なものとなっています。 

 

日頃、保持教室で求められる難易度とはかなり差がありますが、娘はこのシリーズが大好き。古きよき時代の家族の物語。それぞれのシーンが鮮明に想像でき、登場人物たちに感情移入が出来るから、止まらない…。そんなシリーズのようです。

 

以前彼女がこのシリーズを読んだときは、黙読をしただけでしたが、今回は母とチャプターごとに交代で音読。そしてシャーロットメイソンのメソッドの核となる「ナレーション」を取り入れています。

 

Simply Charlotts Masonのソニア・シェーファーによると

『ナレーション』とは…。

 

○覚える 

○理解する 

○整理する 

○順序付ける 

○言葉にする 

 

暗唱や暗記よりも高いレベルの思考処理が必要だといいます。実際、自分自身で行ってみると、この高度さを身を以って体験することが出来ます^^;

 

実際、娘と一緒にこの「ナレーション」を取り入れてから、ある発見がありました。

それは、ナレーションをする際に彼女の組み立てる英語が、日頃話す英語よりも洗練されてきたこと。

特に時制の使い分けがクリアーになってきました。

 

この”More New Friends"では子どもたちが楽しみにしていた動物園が、家族の病気のために延期になってしまったというお話があります。

 

「もしも~だったならば、~だっただろうに」という何度も出てくる仮定法過去完了。

 

今まで娘の英語からは日頃あまり聞くことはありませんでしたが、このシリーズのナレーションをする際には、何度も使うようになりました。

 

宿題で課される文法のワークでは、簡単には身に付かなかったことが、『音読→ナレーション』という過程を経てマスターできるようになるとは、思わぬ副産物でした。

 

最近はこのたった20分の「音読→ナレーション」の時間が、親子のお楽しみの時間となっています♡

 

ご訪問、誠にありがとうございますハート

 

 

※ただいま、いただいているメッセージのお返事が遅れております。数日中には、すべてお返事させていただきますので、もうしばらくお待ちくださいm(__)m