モンテッソーリ教育と出会って早6年。バンクーバーに拠点を置くNorth American Montessori Center(NAMC)にてモンテッソーリ教育教師養成講座を受講し始めたのもこの頃でした。
NAMCの講座の素晴らしいところは、提示の映像が視聴できるところ。生きものと呼ばれる提示は、その場限りだからこそ価値があるのでしょう。実際、娘の通う子どもの家で提示を見せていただくと、二度体験できないからこその真価もその都度感じます。
けれども、何度でも観たくなる提示がNAMCの映像には存在するのです。
ため息が出るほど美しい所作
少なくてもしっかりと伝わる言葉
子どもたちへの優しい眼差し
モンテッソーリアンになるということは、生まれ変わるということだと実感させてくださった憧れの先生。名前も経歴も存じ上げない映像の中の方に、これほどまでに憧れの感情を抱き続けることに自分自身が驚きました。
あれから6年。
母には憧れの人がもう一人できました。
それは娘が2歳の頃からチューターとして母の子育てを見守ってくれたNAMCのチューター。プライマリーを修了し、チューターにこれ以上コンタクトができなくなってしまうことに肩を落としていた当時、「卒業しても、いつでも連絡してほしい」と言ってくれたチューター。
本来であれば、新たな視点を持つためにも、エレメンタリーに進む際には別のチューターが望ましいとされながらも、どうしても甘えを断ち切ることができず、同じチューターにお世話になった母。けれども、NAMCで最後になるUpper Elementaryの講座。2期連続でお世話になったチューターを後ろ髪を引かれる思いで卒業し、新たなチューターとの出会いを待ちました。
Lower Elementaryの想い出に浸る間もなく始まったUpper Elementary。早速切り替わった新たな自分のブラックボードへ行くと、目を疑うようなことが起きました。
新たなチューターとして1年間お世話になるのは、6年間憧れ続けたあの映像の中の先生。
そして名前を見てビックリ。昨年、チューターが不在時に懇切丁寧にお返事をくださっていたのがその先生でした。
これから始まる新たな1年。
不安な気持ちが多かったUpper Elementaryですが、ワクワク感が刻々と湧き上がってきています。
憧れのもう一人の先生と過ごすこの時間…宝物になりそうです♡