モンテッソーリ・算数教育「ビーズフレーム(大)を書いてみる」 | モンテッソーリな時間~バイリンガルに魅せられて~

モンテッソーリな時間~バイリンガルに魅せられて~

中2の娘とワーキングママによる2歳からのホームモンテッソーリとバイリンガル育児の足跡を綴っています。

モンテッソーリ教育の学習を始めて今年で6年目。まだまだ未知な部分が多く、戸惑ったり疑問に感じたりする部分もありますが、この1年でおぼろけながらも全体像は捉えられてきたような気もしています。その理由はただ一つ。

 

エレメンタリーの学習を始めたからだと感じています。

 

プライマリーの頃は、とにかく提示にばかり気を取られ、娘には沢山のおしごとを・・・。そんなことばかり考えていました。けれども、実際には1つの提示を行うには、相当な時間の準備が必要であり、中には準備はしても、上手く提示をできる自信がなく結局提示しないまま終わってしまったという教具もいくつもありました。いつまで経っても完璧になれない自分を恨み、苦しんだ時期も長かった気がしています。

 

エレメンタリーに入り、変わった部分と言えば、その「心構え」の部分でしょうか。モンテッソーリ教育を受けてこなかった自分が、娘に展開するモンテッソーリ教育。完璧であるはずがありません(笑)。そんな心境に達してからは、完璧さよりも楽しさを求めるようになりました。相変わらず時間との戦いで、理想からはかけ離れすぎている我が家のホームモンテッソーリですが、そこは娘が大人になってくれた分、上手くいかない部分も2人で笑い飛ばす余裕がちょっぴり出てきました(笑)。

 

この日、娘が行ったのは「ビーズフレーム(大)」のメインとも言える「書き方」の部分です。「モンテッソーリのそのばん」も呼ばれる算数教具のビーズフレーム。けれども、実際に計算に入る前に、子どもたちはこのビーズの感触を十分に確かめながら、大きな数字の読み方、書き方を体得していきます。

{053155AE-9CC3-413F-A543-6D868F2488B8}

 

プライマリーですでにビーズフレーム(小)を体験していたら、また違った進め方もできたのかもしれませんが、我が家は、AMIのマニュアルの通り、”Notation Paper"と呼ばれるそれぞれの位と色がビーズフレームとマッチしている紙に、ビーズを1つずつ動かすごとに、それぞれの数字を書き入れていく作業をしました。はじめ、どうしてこの「線」の上に数字を書くのか疑問だったのですが、この線とはワイヤーを表しているもの。まさに、このビーズフレームがそのまま再現できるのが”Notation Paper"です。

{12FA43AB-0F94-4687-87CE-0160F5A2ABD5}

 

100万までの数を書き終えた後、おもむろに取り出したのはこちらのシリーズ。大きな数にロマンを抱いている様子の7歳児です(笑)。

{07733B3F-87D9-4F70-878B-2339FDEF453F}

 

アメリカの数のえほん 100万ドルあったなら

アメリカの数のえほん―100万ってどれくらい?

アメリカの数のえほん―100万ってどれくらい?

アメリカの数のえほん 100万をはかってみよう

アメリカの数のえほん 100万をはかってみよう

 

数字の書かれた位置によって数値の大きさが決まる「位取り」を、このように五感を使いながら体験できるモンテッソーリ教育。小学校でも、算数の授業では、繰り上がりのある筆算がスタートしました。日頃、ほとんど言葉を使わないモンテッソーリの提示。けれども、授業では自分の言葉で説明する機会がふんだんにあり、これがとても新鮮なようです。

 

小学校では、計算のスキルよりも、数の概念の習得に力を入れているため、この辺りがモンテッソーリ教育にも繋がるところ。ホームモンテの算数教育が軌道に乗り始めたのも、やはり小学校の力が大きいのだと感じています。

 

今日も続く我が家の算数教育です^^

 

ご訪問、誠にありがとうございますハート