エレメンタリー算数教育の悩み | モンテッソーリな時間~バイリンガルに魅せられて~

モンテッソーリな時間~バイリンガルに魅せられて~

中2の娘とワーキングママによる2歳からのホームモンテッソーリとバイリンガル育児の足跡を綴っています。

 
幼稚園の頃、娘が最も好きだったのは、園舎の周りの散策時間でした。どんぐりを拾ったり、葉っぱを拾ったり。家に帰ってきては数を数え、昨日より今日の方がいくつ多く見つけられた・・・など、輝きいっぱいの目で嬉しそうに話してくれたことを思い出します。
 
今思うと、母にとっての理想の算数教育はあの頃にあった気がしています。
 
モンテッソーリ教育における算数教育とは、まさに「日々の中にあるもの」。算数という独立した教科が存在するのではなく、モンテッソーリ女史の言葉を借りるならば、「コスミック教育」の中に存在するもの。宇宙的視野で世の中を見つめてみると、この世に存在するものはすべて相互に関係しあっている。その中に、算数教育が存在します。
 
実は、小学校に入ってからの我が家の悩みはこの算数教育でした。どうしても、学校で「教科」として学んでくる算数が優先され、限られた時間の中で、なかなかこういった位置づけを家庭で展開するのが難しくなってきているのです。
 
そして母が最近気付いたことは、幼児期に楽しんだモンテッソーリの算数教育は、小学生の娘には同じようにはいかなくなりつつあるということ。
 
モンテッソーリ女史の著書"Psychoarithmetic"の中でも触れられていますが、発達の4段階の第2期の小学生に第1期の幼児期に学んだようなステップや教具で算数教育を紹介しても、小学生には過ぎ去っている敏感期もあり退屈してしまう・・・まさに、娘の現在の姿を見ていると痛感します。
 
今まではじゅうたんの上でしていたおしごとも、机の上の方がしっくり来ることも多かったり、幼児期には一人で黙々と行なっていたことが、母と一緒に作業をすることを求めてきたり。エレメンタリーのマニュアルによく出てくる「小学生という第2期の心理的側面を考慮する」ことの大切さを身を以って感じるこの頃。
 
現在の娘の位置するエレメンタリー算数のおしごとは、1回1分~5分。長くても10分まで。その代わり、何度もこの時間を1週間の中で繰り返し行なうことが勧められています。そんな理想的なスケジュールに辿り着けるかどうかは、我が家のホームモンテッソーリにおけるコスミック教育の展開次第。
 
いつまで経っても一向にTo-Do-Listが減らない母です^^;
 

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