英語を減らす選択 | モンテッソーリな時間~バイリンガルに魅せられて~

モンテッソーリな時間~バイリンガルに魅せられて~

中2の娘とワーキングママによる2歳からのホームモンテッソーリとバイリンガル育児の足跡を綴っています。

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親子英語家庭の間にてよく聞かれる「小学校の壁」。教科学習がスタートすると、英語にかけられる時間が減り、どんどん英語力が落ちていという話。

実際小学校に入学して3ヶ月経った娘を見ていると、我が家においては"Yes"と"No"でしょう。

今までの娘の英語は保持教室が週1回、英会話教室が週1回の計2回。この1週間の内訳は

●リーディング 1時間
●ライティング 1時間
●ランゲージアーツ 1時間
●サイエンス1時間

の計4時間です。ここに、宿題や読書の時間を入れても計10時間ほど。きっと幼児期のお子さんを持つ親子英語家庭と比べると圧倒的に少ない時間数だと思います。

ただでさえ少ない時間数ですが、最近試みたことがあります。それは

 

「英語を減らす選択」

 

具体的には1回2時間あった英会話教室を1時間にし、宿題や読書にかける時間も4時間くらいに収まるようにしてみようという試み。さすがに半分にするのは厳しいため、約30%カットです^^;

 

理由は、やはり小学校生活の忙しさがあげられるのですが、「勉強時間の確保」というよりは「余裕を持った生活」の確保。・・・というのも、最近あることに気付いたからでした。

 

文字を書くという喜びを知ってから、もう4年近くも書く敏感期が続いている娘。幼稚園の頃はどれだけお手本に近づけるかという、一種のゲームのような感覚を持ち続け、とにかく字を書くことが楽しくて仕方がない様子でした。そして小学校に入学し、毎日大量の「書く」という作業が発生。今まで、自分が納得する字が書けるまで好きなだけ時間をかけて書いていた娘ですが、小学校ではそんな風に時間をかけていると、どんどん黒板に書かれた字が消されてしまいます。スピードが要求されると、どうしても「速さ>美しさ」になってしまい、日に日に彼女の字が崩れていくことを目の当たりにしました。

 

書くこと自体は、今も変わらず大好きな彼女。だったら、せめて家庭では満足が出来るような字が書けるよう、「やることに追われた生活よりも、一つ一つ丁寧に向かうことが出来る生活」と考えたとき、やはり我が家には減らせるものは英語しかなかったというのが現状です。

 

実際英語と触れる時間数は減りつつある最近ですが、では英語力が落ちているかと言うと、案外そうでもないようです。沢山のことを急いでこなすことよりも、少ないことをじっくり向き合うこの姿勢は、英語においてもプラスに働いている印象です。かつては宿題のボキャブラリービルディングも早く終わらせたい一心でしたが、実際レッスン時間が減ると宿題の語彙数も減るため、以前よりも丁寧に辞書と向き合い、一文字ずつしっかりと書くことで、定着率も良いようです。

 

英語時間が減ったことで増えたことといえば、ピアノを弾く時間。実は彼女には、こういった時間がもっと必要だったのかもしれません。

 

まだ小学校生活全体におけるタイムマネージメントに試行錯誤している日々ですが、今は色々と試しながら、模索していく時期。落ち着いた2学期が迎えられるよう、母も共に努力したいと思います^^

 

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