サイエンスレッスンのフォローアップはおしごとで | モンテッソーリな時間~バイリンガルに魅せられて~

モンテッソーリな時間~バイリンガルに魅せられて~

中2の娘とワーキングママによる2歳からのホームモンテッソーリとバイリンガル育児の足跡を綴っています。

先日より英会話教室のプライベートレッスンでスタートしたサイエンスレッスン。第一回目のトピックは五感についてでした。この感覚については英会話教室のレッスンでも、モンテッソーリのおしごとでも何度も体験済みの娘。

けれども切り口を変えると、そのアクティビティーの数はエンドレス!!
 
幼稚園の頃は、「実体認識袋」と呼ばれる感覚教育のおしごとを何度も行ないました。具体的なおしごとの手順は当時のブログ記事にある通りですが、用意した巾着の中から、あらかじめ入れておいた小物を取り出すのは、子どもにとってはスリル満点の作業。
 
子どもは身辺の環境を認識するために、「視覚」「聴覚」「触覚」「嗅覚」「味覚」という五感を使用し、「記憶」「思考」「想像」を働かせると言います。モンテッソーリ教育が知性の教育法と呼ばれるのも、これらがベースにあるからでしょう。
 
サイエンスレッスンでも、目隠しを行い、先生があらかじめ準備してくださった小物を当てるというアクティビティーを行なった娘。けれども、実際行なう前に、このサイエンスレッスンでのいくつかの心得のお話がありました。
 
1. You are a scientist in this lesson.
このレッスンでは、君は科学者である。
 
2. Scientists use inquiry skills and tools to help them find out information.
科学者とは探求のためのスキルとツールを使用し、情報を得ていく。
 
3. Scientists need to plan for inquiry.
どのように探求するかを計画する。
 
・・・ということで、帰宅すると、家でも科学者気取りの娘。
我が家の実体認識袋を取り出し、レッスンで行なったように、仮説を立てます(笑)。
なぜかこの日は、サイエンスレッスンの延長なのか、言語も英語。
 
"Mom, even though I cannot see objects, I should be able to identify them !"
「ママ、小物を見なくても当てられるよ!」
 
とルンルンで始まった実体認識袋のアクティビティー。
 
あらかじめ入っていたのは、こちらのおしごと用小物の5つ。
 
金ビーズ
地球儀の鉛筆削り
ギターのミニチュア
虫眼鏡
日本の国旗

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余裕だったはずが、途中でつまずきます。触ることでギターと想像はしたけれど、ここである記憶が蘇ります。というのも、これと同種類のミニチュアのバイオリンもあるのです。

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685404 楽器 チューブ

685404 楽器 チューブ

 

そして国旗でも、「日本の国旗」と想像はしたけれど、もちろん定かではありません。

 

 この日の娘の考察結果は、『情報を得るには、感覚器官は多く使うこと』。

 

そしてもう一つ得たものは ”Golden Beads(金ビーズ)" という言葉でした。 日頃、日本語でしかほとんどおしごとをしたことがないため、こんな単純な名称も知らないんだなぁと新たな発見(笑)。

 

この実体認識袋のおしごとは感覚教育に位置づけられていますが、言語教育の側面も持ち合わせています。2歳くらいのお子さんから物の名前を提示することも出来ますし、今回のように英語で行なうことも出来ます。またあらかじめその日の学習内容のトピックに合わせて、小物を用意したり、モンテッソーリのエレメンタリーになると、中に入っているものの大きさや感触などを文章で書いてみたりします。 いつもは仮説を立てたり考察したりといった手順は踏んだことがありませんでしたが、サイエンスという切り口から行なってみた実体認識袋のおしごと。ラブコールがすでにかかっています(笑)。

 

次回、Science Fusionのテキストからヒントを得たこの靴箱を利用した実体認識袋を作ってみたいと思います^^


Science fusion , Grade 1: Interactive Worktext
Sciencefusion 2012, Grade 1: Interactive Worktext

 

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