North American Montessori Center(NAMC)と出会ったのは娘が2歳半のときでした。モンテッソーリ教育を知ってから、毎日この教育法に心奪われていく日々。だったらと一念発起し、ディプロマ取得を決めたのでした。
当時、母の中で候補に上がったのは以下の2つ。
②日本モンテッソーリ教育綜合研究所 モンテッソーリ教育 教師養成通信教育講座
けれども、当時の母にはAMIに挑戦するほどの覚悟はまだ出来ておらず、当然夜間部と言えども、仕事の調整が難しい状態。そして、日本モンテッソーリ教育綜合研究所の通信講座も夏のスクーリングがネックとなり、結局は両者とも選択不可の状態でした。
■NAMCとの出会い
そんな中、たまたまインターネット上で知ったカナダ発のモンテッソーリ教師養成講座のNAMC。海外にいながら受講ができ、専属チューターシステムを採用するこちらの通信講座は母にとって最適なものでした。
ただ、便利なのと引き換えに、この時ネックとなったのが「実践部分」が欠落していること。長年教育という現場にいて最も大事だと感じていたのが、教師と学生は「同じ空間を共にすべきである」ということ。いくらネット社会が発達しても、同じ空気を吸ってこそ感じられる何かがあると長い間ずっと信じてきました。これだけオンラインの英会話が流行してコスパの抜群性を知っていても、我が家には今まで縁がなかったのは、そんなところに理由があったのかもしれません。
■NAMCのアカデミックアドバイザーの存在
けれども、いくら理想を掲げても、チョイスがないのであれば仕方がない。思い切って、NAMCのアカデミックアドバイザーと呼ばれる人たちに、当時の葛藤を打ち明けてみたことから、スタートしました。すると驚くほど懇切丁寧な答えがスピーディーに得られ、すでにこの時点で信頼関係が築けたような気がしていました。
■1:1の関係で学びを深める
そして、いざ講座を開始してみると、モンテッソーリアンの専属チューターの存在は、母の子育てにおいてかけがえのない存在となりました。クラスメートが存在しない分、励ましあうことも刺激し合うことも出来ないNAMCの講座。常にチューターと1対1の関係となります。けれども、母のように、ちょっぴり人前では発言を躊躇してしまうような性格の場合、この1対1の関係に驚くほど救われました。心配していた「実践の欠落」という部分においても、講座と一緒に付いてくる動画で1つ1つの提示を何度も確認することができるため、この辺りも母の性格上、非常に役立った部分でした。ただ後から娘が子どもの家へと通い出し、モンテッソーリアンの先生方の提示を生で拝見した時は、ただただ圧巻。やはりここは「動画」では見られない先生方の息遣いや空気の支配の仕方まで、非常に参考になる部分が多く、やはり生に勝るものはないと感じたのも事実です。
■NAMC修了後に垣間見るAMI/AMS
そしてNAMCでディプロマを取得した後、スタートしたのが同じモンテッソーリ教育を学ばれた方との交流でした。といっても、すべてオンライン上での交流ですが、違う機関で学ばれたモンテッソーリアンの先生方からのお話は、一言一言を書き留めておきたいほど、貴重で大切なものとなっています。そして、憧れのAMIやAMSの学びを知るために、講師がAMI出身のKeys of the UniverseやAMS出身のKHT Montessoriでも数年に渡り、学習を進めています。
最近NAMCに関するお問い合わせをいただくことが増えているため、こんな記事を夜な夜な書いてみました(笑)。どなたかのお役に立てたら幸いです。
モンテッソーリ教育にご興味のある同志のママたち!
一緒に学びを深めましょう。