間違いを指摘しないこと | モンテッソーリな時間~バイリンガルに魅せられて~

モンテッソーリな時間~バイリンガルに魅せられて~

中2の娘とワーキングママによる2歳からのホームモンテッソーリとバイリンガル育児の足跡を綴っています。

{4F9A48EB-5A86-4830-A18F-2771F30F2347}

モンテッソーリ教育と出会い、子育てが一変したといっても過言ではない母ですが、そんな中でも、心から知って良かったと感じていることがあります。

それは、「間違いを指摘しないこと」

モンテッソーリの関連書籍では「自己訂正」と言う言葉がよく使われていますが、他人が間違いを指摘しないのがモンテッソーリ教育。

「本当に?どんな場面でも?絶対に?」

と当初は疑いまくりの母でしたが、モンテッソーリアンの先生方やチューターとのやり取りを通じて確信しました。

絶対に「それ間違っているよ。」とは指摘しません。
だとしたら、子どもはどのように間違いだということに気付くのでしょうか。

答えは「正しい方向に導くこと」

教師養成講座でよく例題としてあげられるやり取りがあります。

Sちゃんはそろそろ3歳になろうとしている女の子。

「Sちゃん、ここに赤と緑と黄色のブロックがあるね。赤のブロックをママにくれるかな。」

すると、赤のブロックをSちゃんが渡してくれます。

「ありがとう。じゃあ、次はママに黄色のブロックをくれる?」

すると、Sちゃん。
緑のブロックをくれました。

「ありがとう。Sちゃん、緑のブロックをくれたのね。あっ、ここに黄色のブロックがあったね。」

絶対に「違うでしょ。これは黄色じゃなくて緑でしょ?」という言い方はしないモンテッソーリアンの先生方。正しい情報を与えながら、しっかりと子どもを導くその手法はお見事です。

実はこれ。外国人の友人たちと話をしているときの母の状況。母がどれだけ英語、韓国語を誤った使い方をしようと「それ間違ってるよ」と言う友人は一人もいません。皆、うまく母をリダイレクトしてくれるのです。そして傷つかずに、気付くと正しい言いまわしを学ぶことができています。そんな彼らのちょっとした配慮があるからこそ、外国語を学び続けることができたのかもしれません。

このちょっとした「リダイレクト」が、子どもにモチベーションを与え、間違いを犯すことに対して恐れないでいられるのでしょう。この「ちょっと」の積み重ねが、とんでもない効果を発揮する(笑)。

これがモンテッソーリ教育の凄さです^^

ご訪問、誠にありがとうございますハート
 にほんブログ村 英語ブログ 親子英語へ