今年に入り、娘が改めて手に入れたもの。それは「音楽」かもしれません。今までの我が家はモンテッソーリと英語の二本柱。そして 彼女の娯楽と言えば常に「絵」でした。母の子ども時代のあまり楽しくないピアノの思い出から、どこかピアノとの出会いに慎重になりすぎ、6歳という年齢になって初めてピアノのレッスンに通い出した彼女。
けれども、このピアノとの出会いが、大袈裟なくらい、彼女の人生を豊かにしてくれていると感じます。何かを創り出すことが大好きな娘にとって、ピアノも絵と同じような位置づけのようです。白と黒の無機質な鍵盤から、自分で音を作り出すことの出来る喜び。ジャズのテイストをふんだんに取り入れたアプローチで行なわれるメキシコ人による先生のレッスンは、それはそれは楽しいもの。スペイン語と英語の完全バイリンガルの先生は、ご自身も幼い頃から2言語の環境に身を置いていらっしゃったため、 音楽的な部分だけではなく、娘の言語環境にも非常に関心を持ってくださっています。そんな素敵な先生が奏でるピアノの音に、 毎回酔いしれ、そしてこの先生をいつしかロールモデルと感じ始めたようです。
「先生みたいになりたい」
真似ることが上達への道だと、ホームモンテッソーリの経験から知っている娘。 レッスンを録画した映像を見ながら、ピアノの上の先生の手と自分の手を比べます。母が6歳の時はそれなりに弾ける曲もいくつかあったように記憶していますが、彼女はまだまだ手を丸めて自分が出したい強さの音を出すのに苦労している状態。楽譜を読みながら音を生み出すことはできても、自分の願った音でなければ、納得がいかないようです。長いこと自己流で鍵盤を叩いてきた彼女には、まさに試練の時間。でも、こんな時間こそも、どこか愛らしく、改めてピアノという選択肢を彼女の人生にプラスしたことを嬉しく感じています。
幸いにも娘の幼稚園では、音楽に触れる機会がふんだんにあります。附属小学校の専任教員によるピアノやリトミックの時間は、今まではただの幼稚園のひとコマに過ぎなかったようですが、ピアノのレッスンを始めてから、とにかくこれらの時間が何よりも楽しみになったと言う娘。最近はピアノに加え、幼稚園で練習中のハンドベルも、彼女の活動に加わりました(笑)。半信半疑で購入したこちらのハンドベル。お値段の割には良い音です^^
今週の宿題はトップ写真の"Write, Beethoven"他数曲。ジャズの香りが漂うCDに合わせて練習ができる以下のレッスンブックが大のお気に入りです。
やりたいことが多すぎて、とても1日24時間では足りない様子の6歳児。ますますお勉強的な部分からは遠のく我が家ですが、好きなことが沢山あることほど幸せなことはないと感じています。きっと冬休みも絵と音楽に溢れた時間になることは間違いなし^^;母も一緒に感性を磨きたいと思います(笑)。