保持教室のGrade1のクラスがスタートして3ヶ月。同時に娘の音読生活も3ヶ月目に入りました。最初は、宿題と言う名の「強制」でしかなかった音読。親にとっても、語数を数え、タイトルを記録することに意義を見い出せず、苦痛でしかありませんでした。
毎日課題となっているのは、Grade1のテキスト。また、自分の好きな英書を読み進めていくという、至ってシンプルなルールです。
始めは懐疑心でスタートした音読生活ですが、1ヶ月、2ヶ月と続けていく内に、この記録は今後のバイリンガル育児において宝物になるのではないかと感じ始めました。
まず感じたのは、全く期待していなかったスピーキングとの相関関係。音読練習を繰り返すことで、英文を処理し理解する速度が日々ついてきているのか、口から出る英語がスムーズになってきました。以前は、何と言ってよいかわからないと、「これ英語で何ていうの?」と一拍置いていたのが、今では分からなくても分かる方法で切り抜ける術を身につけつつあります。
そして、音読生活の第二の効果は、語彙が広がったこと。正確に言うと、語彙が増えたと言うよりは、使える語彙が増えたと言った方が正しいかもしれません。受容語彙としては以前から持ち合わせていたのかもしれませんが、なかなか発信語彙には繋がらなかった娘。何度も繰り返し似たような文章を読むことで、口から出やすくなっている印象を受けます。また、使い方も思った以上に正確。口に馴染んでいるからなのでしょう。
ついスピーキングの伸長が感じられると喜んでしまいますが、リーディング活動を通じての最大の宝は、情報の宝庫への鍵を手に入れつつあることだと感じています。果たして幼児期にリテラシー教育が必要なのか疑問だった時期もありましたが、意外にも「読み」の敏感期こそが、親子英語の突破口になった我が家。今までは、ただの記号の羅列にしか見えなかった英書が、急に意味を成し、更には自分の知りたい情報にもありつける場所だと知った今、娘の英語生活はリーディングを主軸とするスタンスは変わらないでしょう。
この3ヶ月で約200冊を読んだYuzy。実際はORTのような薄い本が大半なので、語彙数としては10万語程度にしかなりませんが、去年の今頃は、親子英語が0になりつつあったことを考えると、奇跡です^^;ボロボロの音読教材を毎日手にしながら、どこか誇らしげな表情を浮かべる5歳児(笑)。バイリンガル育児としての課題は山積みですが、音読生活が少しずつ根付き始めている今、沢山の素敵な本に出会ってほしいと感じています。