モンテッソーリ教師がしないこと | モンテッソーリな時間~バイリンガルに魅せられて~

モンテッソーリな時間~バイリンガルに魅せられて~

中2の娘とワーキングママによる2歳からのホームモンテッソーリとバイリンガル育児の足跡を綴っています。

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●宿題を出さない
●賞罰を与えない
●間違いを正さない
●子どもをランク付けしない
●子どもの邪魔をしない

Montessori Madness に綴られていた、モンテッソーリ教師がしないこと。こうして書き出してみると、見事なまでに母が受けてきた教育と真逆で驚きます。そして一歩間違った見方をすると、職務放棄と見られてしまう可能性があることも否めません(・・;)

Montessori Madness! A Parent to Parent Argument for Montessori Education (English Edition)
Montessori Madness! A Parent to Parent Argument for Montessori Education (English Edition)

モンテッソーリ教育の知識がゼロの状態で、モンテッソーリ園に見学にいくと、かなりショックな光景に出くわすと言います。それが、まさにこのリスト上の教師の姿。存在感すら感じさせない教師を見て、「教師は何もしていない」と感じる方もいらっしゃるようです^^;

通常3時間というおしごとの枠がある中、非常に集中して自分たちの作業に没頭する子どもたち。だから家庭でまで宿題を行う必要がないというのがモンテッソーリ教育の考え方。では、モンテッソーリ教育を受けてきている子たちが、宿題のない状態で家に帰るとテレビ漬け、ゲーム漬けとなっているのでしょうか。そんなことはありません。人一倍好奇心に満ち溢れた子どもたち。家に帰っても、自分の好きなものを好きな形で向き合う姿がたくさん見られるといいます。本を読んだり、お話を書いたり、観察日記を書いたり、計算をしてみたり。「学校」「家庭」という枠組みを超え、また「教科」という枠組みも超えて、子どもたちは自分たちの好きなことに没頭します。そんな過ごし方を知っているからこそ、敢えて宿題という名のものは必要なしと考えるのが、モンテッソーリ教師なのでしょう。

最近、自分で英語のセンテンスを書いてみることに喜びを感じている娘。でも、よく見るとスペルはぐちゃぐちゃ(笑)。ゾウのイラストと共に"elefant"なんて書かれています^^;かつての母なら、確実に赤ペンで訂正をし、間違いだと気付かせていたでしょう。でも、今までこうして娘のやりたい気持ちの芽を摘んでしまったことが幾度もありました。果たして我が家が目指しているのは、5歳児に"elephant"を正しく綴らせることなのか。今はやはり、ペンを走らせる自由と喜びを与えること。モンテッソーリ教育では、こんな風に文字を好きなように綴り、手を思いっきり汚す自由があります。教師は、子どもの間違いを正さないため、子ども自身が間違いに気付くのに、時間がかかることもあるかもしれません。けれども子どもたちは、他の子どもが正しく行う姿を見たり、時には教師がもう一度お手本を見せたり、環境の中から自分で発見をしていく。そんなプロセスがモンテッソーリ教育のベースには流れているようです。

いつ何処で発見したのか、elephantが正しく綴れるようになっていた娘。「elephantってこういうスペルなんだね。」と声をかけると

「phの音はfと同じだからね。」

どうやら、間違えていた時代のことは、記憶にすら残っていらっしゃらないご様子(笑)。
自己教育って素晴らしいです(*^^*)


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