モンテッソーリ・文化教育「地理ってなぁに!?」 | モンテッソーリな時間~バイリンガルに魅せられて~

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中2の娘とワーキングママによる2歳からのホームモンテッソーリとバイリンガル育児の足跡を綴っています。

今年に入り本格的に文化教育の導入に至っている我が家。親の方の準備は非常に時間はかかるものの、娘の敏感期に合っていることもあり、楽しい時間を過ごしています。今までモンテッソーリのおしごとと言うと、教師養成講座のマニュアルを参照しながら、今の娘の能力にあったものを随時提示していく形でしたが、文化教育は全く別。ある程度の方向性は決まっていても、実際はその文化、その子どもにあったおしごとを教師が一つ一つ作り上げていく。この部分が、難しいところでもあり、一番充実した部分でもあります。

そろそろ本格的な地図学習をスタートさせる娘と一緒に、この日は「地理」という教科がそもそも何を学習するのか・・・簡単な導入を行ってみました。日本のモンテッソーリ園ではこの辺りは先生方がどのように導入を行うのか分からないのですが、AMSの講師はこの「地理」という言葉の意味からスタートさせました。

英語で言う「Geography(地理)」とは、ギリシャ語から来ていて、"writing about the Earth"というのがそもそもの意味のようです。この日はこの「地理」について、娘と一緒に見ていきました。

用意したのは地図、コンパス、土の入った瓶、それぞれの言葉のラベル。地理とは、人々や場所についての学習であるとともに、日々変化する地球についての勉強ということを伝えました。

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The Usborne Children's Picture Atlas

実際、地球を形成している土を触ってみて、喜ぶ娘。
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小さい頃から何度も手にしていた地図についても考えてみました。そもそも地図とは、本物ではなく形を写したもの。
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自分の手の地図をトレースし、等身大の手の大きさの地図を描いてみます。右手と左手では違うこと。さっきの絵本の地図は等身大ではないけれど、この手の地図は等身大であることなど、色々と発見があったようです。
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そしてこの時のメイン、コンパスが登場!(笑)初めて見るコンパスに興味津々の娘。東西南北は言葉としては知っていても、まだ概念を掴むまでには至っていません。けれども、自分が動く方向により矢印の指す方向がとにかく楽しくて仕方がない様子。まさに、母の予想した通り、この日の提示の興味の中心点はここにあったようです。

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「地理」という言葉も「コンパス」という言葉も、今回初めて知った5歳児。けれども、「地理は地球とか地図とかのお勉強だから、同じ地(ち)が付くの!?」と、自分でその法則に気づいたようです。「でも、土(つち)とは違う漢字なんだね。」とちょっと残念そう・・・^^;母もこの部分が上手く説明できずに、残念でした(笑)。

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「えっ、これだけ!?」ってくらいの短い提示ですが、最近はこの手短さが娘に自由を与える秘訣だと感じています。この日は手以外にも写し取ってオリジナル 地図を作成してみたり、コンパスを持って家の中を歩き回ったり。東西南北の意味する部分が非常に知りたくなった様子でした。

どこかマスターして欲しい、覚えて欲しいと思って行う提示は、親も子も楽しめないのだと気付きつつあるこの頃。純粋に、今まで知らなかったことに出会わせてあげる時間を共に過ごすことが、本来の意味での「学び」に繋がる時間であると感じています。

6歳という年齢に向け、ますます地学・地理分野が盛んになるこれからの時期。エレメンタリーの橋渡しともなるようなこれらの時間を丁寧に、娘の探究心に応えられるよう準備したいと思っています^^


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