3歳といえば、我が家が「ホームモンテッソーリ」を本格的にスタートした年。実際に2歳からおしごとは始めていたのですが、この頃はまだ手探り状態。思いつくまま、何も考えずに提示をしていた時期でした。そしてNAMCのディプロマが修了し、幼稚園入園の準備も整いつつあったこの時期、やっと本当の意味でのホームモンテッソーリがスタートしました。
まず始めたのは、「環境の見直し」。もうこれ一言に尽きます。今までの大人目線の暮らしを完全に見直し、とにかく娘にとって生活しやすい空間にする。そして今まで24時間自由時間だったのを、少しずつ学びの時間をもプラスしてみる。そんな思いで出発しました。この頃、最も意識していたのは、どうすれば彼女自身が自分の力で生活しやすくなるのか。
最初に行ったのはキッチンエリア 。子ども用ピッチャー を用意し、まずは自分でいつでも飲みたいものが飲めるよう工夫をしました。アメリカから取り寄せたこちらの踏み台 も大活躍。今でもなくてはならない存在です。
そして食器棚の中にも彼女専用のスペースを確保^^
スナックも、自分で取り出せるよう、冷蔵庫の中に彼女のカゴを準備。
常に自分も家族の一員であることが意識できるように工夫したのもこの時期です。
そして今までおもちゃでごった返していた子ども部屋はおしごと部屋にすることに。この頃は、まだまだ自分一人で部屋にこもることはなかったため、リビングに彼女のおもちゃスペース設置。そして、狭いこの空間はおしごと部屋 にすることにしました。
モンテッソーリ園のようにそれぞれのエリアがしっかりと出来上がっていた訳ではありませんが、意識をしたのは以下の点。
●アートエリア:のり、はさみ、ホチキス、折り紙、色鉛筆、マジック、画用紙、絵の具、イーゼルなど。今でもこの形態は変わらず、教具棚とは別の収納棚にまとめて収納しています。取り出しやすければ、子どもはそれだけ関わる時間も多く、まさに娘はもうこの棚なしには生きられない様子です(笑)。
●日常生活の練習:教具棚を用意し、それぞれのおしごとを収納。当時はスペース上、感覚教具も少しだけここに入れていました。娘が一番出し入れしやすい場所に置き、ここがおしごとのメインのスペースとなりました。
●言語教育:まだこの頃は、本格的な言語教育には入っていない時期だったため、言語の教具棚はありませんでしたが、絵本棚の上にメタルインセッツなどを置くなど、そろそろというものをちら見するような状態にしていました(笑)。
●絵本棚:おしごと部屋には娘の背の高さの絵本棚も用意しました。この頃はまだ自力読みが進んでいない時期でしたが、いつでも本を手に取ることは意識したつもりでした。けれども、とにかく本の冊数が多すぎて、子どもには取りづらいことに気づいたのはだいぶ後・・^^;それ以来、表紙を見せるような形の絵本収納を心がけています。
●ラグスペース:おしごとで使用するラグをまとめて収納。
●母のためのスペース:少し背の高めの棚には、母のためのスペースも用意。娘が自由に手に取れるものとは別に、今後のためのおしごとが山積み状態に^^;
狭いスペースでいかに有効利用するかは今だに悩むところですが、とにかくおしごと部屋という完全に別空間を作ることは、ホームモンテッソーリを進める上で、非常に重要なことでした。そしてやはり何と言っても大事だったのはおもちゃと別空間を作ること。子どもはおもちゃよりもおしごとを選択するとモンテッソーリの著書にはありますが、全く正常化できていなかった当時の娘はそんなことは全くなく(笑)、やはりおもちゃが目の前にあれば当然おもちゃに吸い込まれるのでした^^;
なので、これは決して別空間でなくても、やはりおもちゃは見えないところに収納する、蓋つきにしてしまうなど、おしごとを進めていく上ではその方が断然に進めやすいと実感しています。当初は子ども部屋におもちゃを置かないこと自体に違和感を感じたりもしましたが、あれから約3年経った今では、大正解だったと感じています。
こんな形でスタートした我が家のホームモンテッソーリですが、娘の成長に合わせ教具棚の内容を入れ替え、部屋そのものをレイアウト変更したり、試行錯誤が続いています。大事なことは、子どもが学びやすい環境。そして親も手入れしやすい環境(笑)。悩みは永遠尽きませんが、娘にとって心地の良い環境を目指し、今日も母は奮闘中です^^;
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