モンテッソーリのエレメンタリーが面白い! | モンテッソーリな時間~バイリンガルに魅せられて~

モンテッソーリな時間~バイリンガルに魅せられて~

中2の娘とワーキングママによる2歳からのホームモンテッソーリとバイリンガル育児の足跡を綴っています。

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NAMCのエレメンタリーのテキストが我が家へとやってきてから、そろそろ2ヶ月。5歳の娘は、まだまだ3歳~6歳のおしごとが中心のため、なかなかこのテキストの出番がないのですが、それでも隙間時間を見つけて、少しずつ読み進めています。

14冊あるマニュアルのうち、まだ1冊目^^:「クラスルームガイド」と呼ばれる、エレメンタリーカリキュラムの中核にあたる理論を学習しています。読み進めるたびに感じることは、いかにこの教育法が科学的教育法であったかということ。医学博士であったモンテッソーリだからこそ可能であった、「科学的な観察にもとづくモンテッソーリ教育」を様々な部分にて感じます。

人間の発達を4段階に分けたモンテッソーリ。最近の娘の行動を観察していると、小学生以降の第2段階へとそろそろ入ってきたのかなと思われるような節もあり、こうして実際に理論を学習してみると、妙にマッチしている部分も多いことに驚かされます。

同じことの繰り返しよりも発展活動を

よくもこんなに同じことの繰り返しで飽きないと思うようなことも、5歳という年齢になると、なかなか繰り返しは見られず、逆に同じ教具でも常に新しい何かを探している娘。結果、少し前までは感覚教具でもあまりバラエティーに富んだ使い方はしなかったのが、今は「幾何学立体」一つをとっても、様々な関わり方を模索している印象がありました。まさに、これは発達の第2段階の特徴だとか。第1段階は同じ活動を何度も繰り返していたのが、第2段階に入ってくると繰り返すことには興味がそれほどなくなり、それよりも様々な教具や活動を通して一つのコンセプトをじっくりと探求したがる。だからこそ、エレメンタリーの算数教育では四則計算の教具の種類が豊富で、様々な角度から子どもたちはその概念を獲得していくようです。

個人活動よりもグループ活動のエレメンタリー

モンテッソーリ園の園児たちを見ていると、おしごとの時間は個人活動がメインで、「協調性が育たないのでは?」などという声が聞かれることもしばしば。けれども、エレメンタリーに入るとグループ活動の多さに驚かされます。これは、まさに子どもが外に目を向けるようになるから。周りの人、地域のコミュニティー、自分の文化、振る舞い、信念、風習など、周りの社会的行動に大きな関心を示すようになるといいます。これらの特性を活かして、歴史や地理、国語や科学などの学問を通じて自分の文化を探求したり、自分がリサーチしたことをクラスメートと分かち合ったり、そんな「人との関わり」がもっとも顕著になるのがこの時期のようです。娘もそろそろこんな時期に入ってきているのかなと思われるような部分を最近感じ始めています。

エレメンタリーの中核、コスミック(宇宙)教育

正義や公平さといったことにも自然と関心が出てくるのもこのエレメンタリーの特徴だといいます。エレメンタリーの中核といえば、コスミック教育。何度も聞いたことがある言葉にも関わらず、なかなか全体像が掴めないのも、このコスミック教育です。平和な社会を担う人間とは、どのようにして育つのか。この時期の子どもの特徴である正義感が、どのようにコスミック教育へと通じていくのか。少しずつ物事の善悪が判断できるようになってきた我が家の5歳児を見ていると、ここからどのように繋がっていくのだろうと、非常に興味が湧いてきます。

まだ、すべてが点だらけの状態で、線になるには相当な時間を要しそうですが、まだ見ぬ小学生の我が子の鍵となる部分が、この教育法にはたくさん散りばめられていると感じずにはいられません。

日本ではまだまだベールに包まれているモンテッソーリ教育のエレメンタリー。日本の教育とは一見逆行しているように見えても、実は目指している部分はそう違わないのではないかと想像しています。日常に追われ、なかなかじっくりと向き合えないのが悩みですが、少しずつでも紐解いていきたいと思います^^

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