時代に合わせたモンテッソーリ教育 | モンテッソーリな時間~バイリンガルに魅せられて~

モンテッソーリな時間~バイリンガルに魅せられて~

中2の娘とワーキングママによる2歳からのホームモンテッソーリとバイリンガル育児の足跡を綴っています。

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世間は慌しい師走ですが、冬季休校となるこの季節は、母には一番嬉しい季節かもしれません。教具の入れ替えを行ったり、必要なものは手直しをしたり、来年の大まかなカリキュラムを考えたり・・・。日頃なかなか出来ないことを、細々と行っています^^;

さて、前回の記事にて、いつもお世話になっているsmile0922さんよりとても興味深いコメントをいただきました。娘さんの通うモンテッソーリのプリスクールでは、100年以上も前のこの教育法の精神を忠実に従うというよりは、今の時代に柔軟に合わせているとのこと。実は、この考え方は、まさに我が家も取り入れていこうと試みている部分でもあります。今日はそんなことを含めて、書いてみたいと思います。

過去に、"Progressive Montessori Educator"について記事にしたことがありますが、教師養成講座においても、モンテッソーリアンの講師もまさに「今の時代にあったモンテッソーリ教育」の重要性を訴えていました。

ローマに初めての「子どもの家(Casa dei bambini)」が誕生したのは1907年。今から100年以上も前のことです。当時、モンテッソーリ女史が発見した「子どもの観察」がこの教育法の本質であることは、100年以上経った今も不変ではあるものの、時代が変わりゆくことは当然のこと。

では、今の時代にあったモンテッソーリ教育をどのように実践していくか。当時の講師のアドバイスは、こうでした。

「マリア・モンテッソーリをできるだけ知ること」

ついつい「モンテッソーリ」という名前だけが一人歩きをしてしまい、なかなか彼女自身の考えを知らずにいる部分がまだまだ母にもたくさんあります。だからこそ、講師は彼女の著書を手に取り、言葉一つ一つを噛み締めることの大切さをいつも説いていらっしゃいます。

そして、女史を知ることにより初めて、本質を見失わずに、今の時代や環境に合わせた"adjustment(調整)"ができるといいます。モンテッソーリの時代になかったからと言って、コンピューターを使用しない生活を送ることは難しいでしょう。だから迷った時は、「もしモンテッソーリが今の時代に生きていたら?」と想像すること。これが、実は迷いの答えにつながることが多いと実感しています。

「大事なのは、マテリアルではなく、メソッド!!これこそがゴールデンだということを忘れずに。」


たとえモンテッソーリスクールでなく、従来の教育法であっても、そこのコンセプトやスキルをモンテッソーリ方式で見せることによって、子どもにとってポジティブな時間を生み出すことができるというのが講師からのアドバイス。

実際にモンテッソーリ園ではない幼稚園に通う娘は、プリント学習が入ってきたり、徐々に小学校への準備もスタートしています。けれどもモンテッソーリの視点を持ち続けることで、園生活もさらに価値あるものとなる!そんなプラスの想いでいる母。そんな柔軟な姿勢を大切にし続けることが、日々の生活をポジティブにする秘訣だと感じています。

姉妹ブログ「Yuzyな日々~今日も楽しく親子英語~」細々と更新中^^;

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