土曜日の夜7時といえば「まんが日本昔ばなし」。けれども、幼い頃の母は、キャンディ・キャンディ のような、どこか異国の匂いが感じられるアニメに憧れ、決して喜んで見ることはありませんでした。
けれども、最近娘が幼稚園で読んでもらってきた話を聞くと、日本の昔話が多いことに驚かされます。イソップ物語もいいけれど、日本人の伝統精神に触れることができるのが日本昔話。勤勉さや我慢強さなど、日本人特有の気質も含めた文化的特質が垣間見られる昔話は、これからの子ども達にも伝えていかなければならないと、改めて感じます。
最近PC上で娘と楽しんでいるのが「まんが日本昔ばなし」の動画。本当はこれが欲しいのですが、全部で12集もあると思うと、そんなに簡単にポチッとはできず・・・^^;
まんが日本昔ばなし DVD-BOX 第1集(5枚組)
けれども、現代とは違う言葉遣い、衣服、街の風景などなど、様々な「違い」がとても新鮮で質問が止まりません。特に娘が興味津々だったのが、お豆腐屋さん。
母が子どもの頃は、都内でも家の近所にお豆腐屋さんがありましたが、今の娘は見たことがないのだと初めて気がつきました。
「おとうふってどうやってつくるの?」
「むかしのひとも、おとうふ、たべていたの?」
「おとうふって、なんでプールみたいところに、ういているの?」
すべてを答えようとすると、豆腐を題材にした文化教育のおしごとが10個くらい出来上がりそうです(笑)。本当に子どもの「知りたい」にすべて答えるには、いくら時間があっても足りないくらい、この時期の子どもたちの好奇心はとどまることを知りません。
モンテッソーリ教育ともどこか通ずる日本の昔話。この世に存在するものすべてを大切にする価値感は、まさにモンテッソーリの目指した世界感そのもの。人間はもちろん、生物、自然にまでも敬意を忘れない心。先人達の知恵と心が詰まった昔話を語り継いでいくことは、私たち大人の使命と言えるのかもしれません。
母も娘と共に、子どもの頃には積極的に触れることをしてこなかった昔話の魅力探しをしてみたいと思います^^
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