小学校の算数教育が気になる | モンテッソーリな時間~バイリンガルに魅せられて~

モンテッソーリな時間~バイリンガルに魅せられて~

中2の娘とワーキングママによる2歳からのホームモンテッソーリとバイリンガル育児の足跡を綴っています。

亀の歩みの如く、ゆっくりゆっくり進めている我が家の算数教育。実は、ゆっくりなのは、娘の進み方だけではなく、母の学び方も同じ(笑)。学生時代、算数・数学は決してキライな方ではなかったものの、新たに学び直そうと思うと、自然と肩の力も入り・・・^^;算数の面白さを伝えていくためには、まず自分自身が丁寧に学びたい・・・。そんな状態が続いています。

Yuzyがよく一緒に遊んでもらっている小1の近所のお姉ちゃん。パパは大学教授、ママも専門はMBAという教育熱心な家庭に育ち、3歳からくもんをスタート。現在も、くもん以外にもピアノ、バレエ、絵画と大忙しの毎日。けれども、小1後期にしてもう算数が怪しくなってきたと嘆くママ。本人の中でも、すでに得意科目と不得意科目が存在するのだとか・・・。小学校入学半年にして、次第にそうなっていっていくことに、ちょっぴりショックを受けた母でした。

いくら幼児期にモンテッソーリ教育を受け、その時期は楽しんだとしても、実際小学校に上がったら検定教科書を使い、新学習指導要領の元で授業が展開されていくという現実。勉強以外にも経験すべきことが山ほど控えている中、どうすれば学習の楽しさを感じることができるのか。特に、「算数嫌い」にならないためにも、親ができることは・・・。

小学校の算数教育を知ろうと、最近母がよく覗くのは教科書出版社のHP。教科書といえば、昔、虎の巻とも称された教科書ガイドにお世話になり、なんとか授業を乗り切ったことも記憶に新しい母(笑)。今思うと、完全に使い方を間違えていたなぁと思います^^;

母が興味深く夜な夜な見入っているのは、こちらの「領域別系統表・図解系統表」(笑)。「数と計算」「量と測定」「図形」「問題解決」「数量関係」の領域別に、小1~小6までどの段階で何を学習するのかが一目で分かります。

【表は東京書籍からお借りしています。】


モンテッソーリ教育では図形は算数教育ではなく、感覚教育の中に幾何として含まれていたのが特徴。立方体はピンクタワーで体験し、直方体は茶色の階段、三角錐や円柱などは幾何学立体、台形、二等辺三角形は幾何タンスなどなど。すべて具体物として含まれています。

加減乗除を含めた数量に関しても、やはり直接的な計算ではなく、まずは数のしくみ、概念から学んでいくのがモンテッソーリ教育の算数。あとは、具体物を使ってひたすら手を動かし、視覚で捉え、触角をも使う。よくつまづく繰り上がり、繰り下がりの概念は、両替遊びというまさに教室内をぐるぐる歩き回りながら、学習するというまさにダイナミックなやり方に子どもは大喜び。

【写真はNAMCのMath Manualからお借りしています。】


きっと紙と鉛筆を持ち机に向かう前に、こんな経験があったら、自然と紙の上の計算も苦ではなくなるのではないかと感じました。

それでも海外へ出ると、日本人の数学的思考力の高さが評価されているのを見ると、きっと日本の学校で学習する算数・数学は決して間違ってはいないのだと感じます。ただ、どうせ学ぶなら楽しいほうが面白い!

母の模索もまだまだ続きそうです。

姉妹ブログ「Yuzyな日々~今日も楽しく親子英語~」細々と更新中^^;

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