中華部品のみを使って、ようやくジクサー150の丸目化がとりあえず完了しました。
いろいろと試行錯誤をしたので時間がかかってしまいました。
それでは私が利用したパーツ、取付作業などを紹介したいと思います。
利用パーツ
(1) デイライト付きLEDヘッドライト7インチ 購入先:Temu (2,667円)
(2) ヘッドライトハウジング7インチ(ヘッドライトステー付属)
購入先:Temu (1,432円)
ボディはアルミでできています。ステーの品質は悪いです。
(3) LEDシーケンシャルウインカー 購入先:Aliexpress
ずいぶん前に買ったものです。4つで確か約1200円だったと思います。
今回は2つのみ利用し、前に装着します。
(4) ウインカーリレー 購入先: Aliexxpress
(3)のシーケンシャルウインカーを使う場合に必要になります。
こちらもずいぶん前に買っていたもので約100円だったと思います。
とりあえずこれだけでもうまく加工すればOKで、合計費用は約5,400円になります。Amazonでもこれらと同じようなものが買えますが値段は高くなってしまいます。
私は(2)に付属のヘッドライトステーが気に入らなかったので、さらに以下のものを買い足し利用しました。
(5) ヘッドライトステー41mm 購入先:aliexpress 1,920円
また後戻りできない加工をしても後戻りできるようにするため、以下の部品を買い、準備しておきました。
(6) ジクサー150 ヘッドランプハウジングブレース(中古) 購入先:ヤフオク
取付作業
(1) ヘッドライトをヘッドライトハウジングに固定
まずクリップをどのように使ってヘッドライトを固定すればよいか非常に悩みました。結局クリップを変形させて取り付けました。固定が緩くヘッドライトが少し回ってしまうようなので一番最後にグルーで回らないように固定することにします。
ハウジングの精度が悪く少し歪みがでるのは中華部品のご愛嬌だと思いましょう。
(2) ジクサー150のヘッドライト回りを分解
ここはたんたんと外していきます。メーターバイザは外しません。最近わかったのですがメータバイザーを外さなくてもヘッドライトを外すことができます。
(3) ウインカーの取付
ヘッドライトステーにウインカーを取り付けておきます。このウインカーのギボシは規格の違うものだったので同じ規格のギボシに事前に付け替えました。
ジクサー150のウインカーリレーではこのシーケンシャルウインカーをうまく駆動できないので(半分までしか光らない)、ウインカーリレーも交換します。
(4) ヘッドライトステーの取付
ヘッドライトステーを仮取付します。
ヘッドライトステーやウインカーの止めネジとジクサー150のヘッドランプハウジングブレースの突起がぶつかるのでそれを避けた位置に仮取付します。
(5) 防水処理
ジクサー150のヘッドライト裏側にあった配線コネクタのうち、ポジションライトのコネクタはゴムカバーの中につめこむことができました。それ以外の配線コネクタは全てヘッドライトケースの中に納めることができましたので、今回は特に防水処理はしませんでした。でも普段雨が直接かからない部分になるので、後日もう少し防水について考えることにします。
(6) ヘッドライトの取付
ヘッドライトをヘッドライトステーに仮取付後、ヘッドライト全体の位置調整をし、きちんと固定します。次にヘッドライト部の回転方向の位置調整を行います。ちょうど良い位置にセットした後、グルーでヘッドライト部とハウジングを軽く固定をしました。最後に上下の光軸調整して完成です。
真横から見るとこんな感じで出目金にはなりませんでした。でも気持ちヘッドライトを上にずらしたいなあ。
なお、付属のヘッドライト固定ネジは錆びそうなのでステンレスのものに替えました。
参考まで、ヘッドライトハウジングに付属のヘッドライトステーを使った場合の取付について考察します。
下の写真のように、ちょうど今回と同じ位置にヘッドライトを取り付けできそうで、また横からの見た目は今以上に良くなりそうなのですが、
ヘッドランプハウジングブレースの突起をカットしないとこの位置に配置できません。それをカットしたとしても今度はウインカーのネジ部にもぶつかっています。ここもカットすれば取付できそうですがカットすべきところがちょうどステーの棒のところなのでカットできません。
ということで、ヘッドライトハウジングに付属のヘッドライトステーをこの位置の配置で使うことはできないと考えた方がいいです。
溶接設備を持っていたら使いやすいようにブレースを作ってしまうのですが残念ながら持っておりません。誰か棒をつなぐ溶接してくれるとありがたいのですが…。
ちなみに、ヘッドライトハウジングに付属のヘッドライトステーを左右反対にして下からヘッドライトを支えるようにすれば付属のステーでもとりあえず使えます。しかし、この場合出目金になってしまいます。
おわりに
・以上の方法で、低費用で丸目化できました。
・気持ちヘッドライトを上にずらしたいです。またウインカーをもう少し上に取り付けたい。そのためにはヘッドランプハウジングブレースを一部カットしなければなりません。それだけでなく、おそらくウインカーの止めネジも薄型にするなどの加工が必要になります。ジクサー150のヘッドランプハウジングブレースって左右対称じゃないようなので現物合わせでやるしかないですね。しばらく使ってみてからまた変更するかも知れません。また防水ももう少し考えます。
・このようなバルブ交換型ではないヘッドライトを使って丸目化すると、夜間それが壊れ点灯しなくなってしまうと走行できなくなります。私はカットライン付きフォグもつけているので切れてもどうにかなると思いますので導入いたしました。
今回はこのヘッドライトを選択しましたが、今後バルブ交換型のヘッドライトハウジングに交換するかも知れません。
・このLEDヘッドライトの明るさはまだ夜間に走っていないのでわかりません。ハイビームはローハイ同時点灯になるのでこちらの方が明るいのは確かです。
・このLEDヘッドライトの消費電力を測ってみたところ、ロー時約15W,ハイ時約30Wでした。これまで使っていたLEDバルブより少し消費電力が多いですね。いろいろ後付けで電子装置をつけていますがこれ位ならまあ大丈夫だと思います。
・まだデイライトの配線をしていません。
2023年9月以降の新車の場合、デイライトとヘッドライトは排他的に点灯しないといけなくなりました。デイライトを使うにはそのルールに合わせた方が良さそうですね。そのうち昼間はデイライトのみ点灯、夜間はヘッドライトのみ点灯としたいと思います。そうすれば昼間の消費電力を減らすことができそうです。
ちなみにフォグのイカリングはデイライトではなくポジションランプという位置づけで使っています。バイクのポジションランプの保安基準は車両前面の両側に左右対称に2個または4個のポジションランプを設置となっているので合致しています。
後日、ここにツーリング中の写真を2枚掲載する予定です。
#2024.2.4追記
#続きがあります(以下)。