「儲かるサロン経営講座」。

18,顧客満足実現から顧客感動実現へ。

 

   時代は、「顧客満足実現」から、「顧客感動実現」の時代へと移行しています。その実現への取っかかりが、「顧客親密関係(リレーションシップ)の構築」です。

 

 「モノ」や「技術」のレベルが平均化して来た現在において、他店との差別化を図る手段は何か? 

 

自店では「何を強化するか」について、真剣に取組むことから始まります。

◎成果を高める最も効果的なテーマは何か。

◎自店の現状から取組むテーマは何か。

 

といった課題に対しての軽重判断を的確にし、目標達成のための強い意志を持って課題を追うことが重要です。

 

つまり、現在の売上高を伸ばすために、最も効果的な手段は何か。このことに対して正面から取組むことです。

 

リレーションシップとは、顧客との新密度を高めていくことであり、もっと人間的な交流を深めていくことを意味します。 

それは「心構え次第」で明日からでも実践できる事です。難しい訓練は要りません。今すぐにでも提供できるコトです。

そのための重要な手助けとなるのが、「顧客情報」です。「商いは顧客名簿に始まり、顧客名簿に終わる」と、昔から伝わる所以はここにあります。

 

このデータベースを基にした、温もりのあるサービスを実行することで親密度を深めて行きます。これがリレーションシップを成功させる条件です。

 

それによって、新規顧客を固定客化させ、信者客化へとステップアップして行きます。

 

ここで一つ、極めて重要な経営上テーマがあります。

定着を促進させて行くためには、「コミュニケーションを深めること」が不可欠の条件となります。

 

気くばりのある会話とかサービスをきっかけに、サロンと顧客という関係から、より個人的な「人間同士の深い親密な関係」に育てて行くことが大切です。

 

つまり、「サロン」対「顧客」といった関係から、「サロンの誰々さん」対「お客様の中の誰々さん」という関係になって行きます。

 

それによって、「フリー客は固定客」へ、「固定客は定着化してVIP客へ」とステップアップし、そして「信者客」へと育って行きます。

ここに顧客親密関係構築の重要性の意味があります。