福島みずほオーラルヒストリー(改正派遣法)
社民党の福島党首は、参議院選挙で大敗した責任を取りたいとして、党の常任幹事会で党首を辞任する意向を表明することになりました。
社民党は、先の参議院選挙では、護憲や脱原発、格差社会の是正などを訴えて、党勢の回復に努めましたが、比例代表の1議席にとどまり、これまでで最も少ない獲得議席となりました。
これについて福島党首は「党首が責任を取らないわけにはいかない」として党首を辞任する意向を固め、25日午後開かれる常任幹事会で表明することになりました。
社民党は9月にも全国代表者会議を開くことにしており、福島氏は参議院選挙の総括を終えたうえで、この場で辞任する方向で調整が進められる見通しです。
(NHK NEWSWEB 2013年7月25日)
社民党の福島党首が辞任されるとのこと…
まずは一応ご苦労様、というところでしょうか。
ある方曰く、「辞められないことみずほのごとし」とのことです(笑)ので、これといって党の顔が見えない中で、次期党首を、どなたが務められるのかも、今後の課題となるのでしょう。
ご存じない方もいらっしゃるかもしれませんので、この機に書いておきますが、我々業界は、前の民社国民の改正派遣法案の審議過程で、福島さんに寸でのところを助けられているのです。
もちろん結果的には…という話ではありますが…
鳩山内閣時、派遣法改正案は、2010年3月12日に国会提出される予定でした。
それが、「事前面接の解禁」について修正を求める社民党との調整がつかず、提出が先送りされたのです。
そして、社民党(福島さん)のゴリ押しで、「事前面接の解禁」が修正され、
その結果、改正案の審議入りが大幅に遅れたのです。
そして、いよいよ強行採決と言われていた、ちょうどその日、
鳩山辞任
となり、派遣法は継続審議となり、その後、塩漬け法案となったのです。
なので、このゴリ押しがなければ、現在、登録型派遣も、製造派遣も禁止されていたのです。((( ;゜ Д ゜)))
まぁ、あくまでも結果的な話……なのですがね。
皆さまにも、改正派遣法成立の裏には、こうした事があったということも、ぜひ、ご承知おき頂ければと思います。
ではまた