第3展示室から順路に沿って次の作品の前にやってきました。
関節の可動は色々と考えた末に、球体関節にしました。
霊感灯は発光ギミックを考えてクリア素材で複製しました。
着物を想定して、身体の骨組みは頭部より細身にしています。
着物で見えませんが、胴体下部からは、空気を送り込むチューブが無数に伸びています。
頭部の装飾はプラキャスト製のパーツを複製して貼り付けて行きました。
台座の哲学的な思想を反映した装飾も再現しました。
學天則の顔は、様々な国の色々な人種のパーツで出来ています。物怪観光版は、そこを意識しつつも、立体作品として、なめらかな顔立ちにしたかったので、様々な国の造形物の雰囲気を盛り込むことで、西村真琴教授の意志を反映させようと考えました。
學天則の顔は、様々な国の色々な人種のパーツで出来ています。物怪観光版は、そこを意識しつつも、立体作品として、なめらかな顔立ちにしたかったので、様々な国の造形物の雰囲気を盛り込むことで、西村真琴教授の意志を反映させようと考えました。
あれこれ考えた結果、アフリカ彫刻やワヤン人形、仏教彫刻など取り入れました。
机の上には紙1枚を置いただけのようでしたが、学者のような雰囲気から、羊皮紙で出来た古めかしい本のようなイメージの物を置きました。
今回は撮影後も作家さんに引き取られることを想定していたので、手の甲の電池交換ができるように取り外し式にしました。
今回は撮影後も作家さんに引き取られることを想定していたので、手の甲の電池交換ができるように取り外し式にしました。
こちらは電池の入っていない右手ですが、バランスをとるため、同じようにイミテーション彫刻を施しました。
今回は予算的にも時間的も何よりスペース的にも難しかったため、背部に鏡状の衝立を立てて箔貼りした上から鳥の絵を描きました。
銅鏡のようなものに告暁鳥が映し出されると、霊感灯が灯るみたいなイメージです。
以下は撮影中のオフショット。
カドカワのカメラマン・後藤利江さんの撮影したもの、装丁を担当したデザイナー・坂野公一(welle design)が撮影したもの、物怪観光が撮影したものが混在しています。
日本人の叡智を込めたスーパーロボット。
ご堪能戴けましたでしょうか。