お久しぶりです。
早いもので、、大学受験が終わりました。
偏差値38からスタートした子ども。
この子、こんな可能性があるんじゃないかしら?才能を伸ばしてあげたい!と期待して、教育に力を入れていた小中学生。
現実は甘くなく、ぶっとんだ才能がある子も、勉強ができる子も、ごく一部。

大きくなる度に、気付き始めます。
あら?うちの子、凡人じゃ。。

そうです!
殆どの子が、才能も頭脳もない凡人です!うちの子もです!
そんな凡人の受験ブログです。


塾にもいかず、部活、部活、時々青春、部活に燃え日々過ごしていた高3春。

私達、大学は浪人覚悟してました。
模試の偏差値45。
偏差値38は変わりません。

そんな時、人生の転機がありました。

高校の進路面談。

MARCHに行きたいです✨
って言う子どもに、先生も頭を抱える。

「おまえなー。アホか!MARCHなめんな!今から死ねほど勉強しても絶対ムリ!」

でも、MARCH以外行きたくないんです😊

「アホかー!おまえ▲⚪︎□!〜」

先生、何度おまえを連発したことでしょう。。

そう現実は厳しい。
中堅クラスの進学校。
MARCHクラスが受かるのは1割。殆どが玉砕。

そんな現実をわかってもらいたい先生。目を背けるこども。長ーいやりとりが続き、深いため息をついた先生。

「本当は薦めちゃいけないが。。。
そんなに意志が固いなら裏技がある。


おまえ、早慶うけろ!」

はぁ??
なんとおっしゃいました??

「おまえの模試の偏差値、どうやっても今年はムリ。

だったら指定校推薦でいけ!!」


いやいや、、。
評定はこの時点で4.2位。
校内順位もそんなTOPにいるわけでもない。

思ってもみない提案に、目が点になるのでした。

中学受験、試験真っ最中のお友達のママから、憔悴しきった声で連絡が。


もう、、全落ち。滑り止めすら引っかからなかった。。

苦しそうな子をみるのは辛い。

一つでも合格をもらえたら、あの子の自信になる。諦めて公立にいって、高校にかける。



あぁ。

懐かしい。大昔だが、自分も中学受験で落ち続けた。何処でもいい。合格を貰う為に10校近く受けたな笑い泣き

結局、一校から合格を貰ったが、偏差値も低く、思い入れもない学校だったので、公立へ。


その時、言われたな。


よく頑張ったよ!大丈夫!

公立で頑張って、高校でリベンジしよう!


ずっと休んでて、久しぶりに行った学校。

下級生から、言われた。

全部落ちたんだって?お母さんが言ってた!

そうならないように、あなたは勉強しなさいって。


いやー。子どもは正直。

他人の不幸は蜜の味。


いや、受かったけど、もっといいところに高校でいこうと思って。と言い返すの精一杯。


自信?そんなもんつかない。

だって、誰でも受かりそうなとこだもん。

子ども心にわかってた。

ただ、言い訳の安心材料があって、よかった。


あの時思ったな。

あぁ。私、失敗したのかー。

失敗した人が公立へいく。

私は、そこから這い上がらないといけないのか。


中学では、部活もやらず塾通い。

そう。私は負けたままじゃいけない。

リベンジしないと。


高校で合格を貰って、ホッとした。

よかった!私は勝ったんだ!

リベンジできたんだ!


入学後は、目標を失った。

あら。私って、何がやりたかったんだっけ?何が好きなんだけっけ?

そのまま、なんとなく勉強して、なんとなく部活して、なんとなく遊んで、高校生活が終わった。


中学受験が終わったあの日に、誰か言って欲しい。


どんなに頑張っても、受験は終わった。

新しい場所で、新しい夢、やりたい事を見つけなさい。

もし、新しい目標が見つかったなら、次はもっともっと頑張りなさい。

あなたなら、きっと大丈夫。


高校受験でリベンジする。

次の目標を決めないであげて欲しい。

受験って、凄い頑張るからさ。

合格の呪縛から抜け出すのって、子どもでも本当に難しい。


私を反面教師にして育てた子ども。

公立に行ってるけどね。

それでも、常に選ぶ側にいる。


受験の時にも、私はこれがしたいから、ここへいく。

入学後も、これがしたいから、英検を受けるわ。これがしたいから、レッスン受けさせて!

ダメでも、切り替えが早い。


選ばれる側。選ぶ側。

選ぶ側にいると、毎日、こんなに幸せそうなんだよなぁ。

成績だけみれば、私の方がいいのに。


全落ちしても、選べない訳ではない。

学校は箱。

どこへ行っても、自分次第でなんでも選べるのが子ども。合格に縛られない、無限の可能性がある。

と思う。


胸を張って、新しい学校へ!

沢山の出会いが待ってるよ!

仲間とやりたいこと、新しい目標、

いっぱい見つけてね!飛び出すハート


受験失敗しても、今こうして楽しく生きてる大人が沢山いるので笑!

小学校近くの車通りの多い交差点に、交通ボランティアの佐藤さんが、毎日登下校の時間に立ってくれています。
佐藤さん。定年されてから、もう10年以上、雪の日も、嵐の日も、一日もかかさず、登下校の時間に立ってくれています。
そのお陰で、子ども達の事故はゼロ。
有難いことです。

佐藤さんの素晴らしいところは、それだけじゃない。
私も役員仕事で、一緒に立ったことがあったが、子ども全員の名前と顔を覚えていて、何時に通るか、誰と一緒に行ってるのかを、全て把握している。
だから、子どもの変化にすぐ気づく。

あの子は今、友達とうまくいってないみたいなんだ。
あの子、最近遅くなってきてるな。夜遅いのかな。
あの子、今日顔色悪いな。

仲間外れにされて、1人ぼっちの子と一緒に帰り、さり気なく他の友達に繋ぐ。
寄り道して、なかなか進まない一年生を家まで送る。
転んで怪我した子を家まで送る。


そんな佐藤さんが、今年お辞めになった。

久しぶりにお会いした時に、お話しを聞いた。


いやね。もう、私みたいなものは、迷惑かけるから。


何でも、一部の保護者達からクレームが入ったらしい。

佐藤さんには、町内会より、新一年生の名前、住んでいる場所の地図が渡されている。それは、何年も子ども達に貢献してくれている佐藤さんだから。


ただ、個人情報保護の時代。

うちの子に変な事しないとも、言い切れない。住んでいる場所まで、教える必要はない。

と保護達からクレームが入るようになり、佐藤さんには一切情報は渡さないようになった。


いやー。子ども達を守ってるつもりが、私の方が怖かったんだね。あはは。

時代だからね。


それでも、佐藤さんに感謝している人は沢山いて、最終日には、在校生はもちろん、卒業生の親まで、沢山の人で溢れかえった。



寂しいね。

こうして、子ども達は、どんどん大人と接する機会が少なくなる。

自分の事を可愛がってくれる親しい大人だけに囲まれる。


上の子が大きくなって思う。

習い事や勉強、色々したけど、最後に残るのは躾だ。

躾は裏切らない。


大きな声で挨拶できるか。

宜しくお願いします。有難うございます。

が、すぐに言えるか。

自分の思っている事を、ちゃんとまとめて言葉に出来るか。 


親が教えるのには、限界がある。

近所の人。

この絶妙な、近すぎない、ちょっと恥ずかしい距離感の人達こそが、子ども達にとっていい勉強になるんだけどなー。


うーん。残念です。