今生きてる人を一番大事にしたい | 注文の多い蕎麦店

注文の多い蕎麦店

人間は何を食べて命を繋いできたのか?
純粋に生きるための料理を実践し
自然に回帰することで
人間本来の生活を取り戻します。


能登のばあちゃんが無事に人生の役目を全うしました。
地震がきっかけになったとはいえ
大大大大大往生だと思います。

最後の最後に散々一緒にいられたので
通夜や葬式は行かないことにしました。

というかもうこれ以上休むと自分が大往生。

じいちゃん亡き後
能登の家はばあちゃんの存在を中心に回ってました。
ばあちゃんがそこにいるからこそ
金沢や富山や京都に散り散りになった家族が能登の家に集うことができた。

もちろん本人からしたらそんな意識は毛頭なく
ただただ美味しいものが毎日食べられたらそれでええがいね。
みたいな感じで飄々と百年もの長い年月を重ねてきたわけですが。
その命をぎりぎりのところまでちゃんと使い切ることが出来たので
これ以上の幸せはないと思います。

ほんとお疲れさまでした。
じいちゃんやうちのおとんと仲良くしてやってください。


 

それよりもこれからの一番の心配は残された家族。
とくに能登のおじちゃんおばちゃんは
ばあちゃんの世話という使命があったからこそ。
その社会的役割を担っているという目的を維持できてたわけですが。

その根拠が失われたこれからは
人生において方向性というか意義を見出せなくなってしまうのではないか?
という懸念が大いにあります。

能登の家もああいう状態だし
ばあちゃんにはほんと申し訳ないけど死んだ人間のことよりも

今生きている人間を一番大切にしていきたい

と強く強く感じております。


どうにか家族全員で全力のサポートをしていきたいですね。
僕もぼんやりと構想は浮かんでるのですが
まだまだ現実的なハードルがいくつかあるので。
それが解消されれば一気に迅速に動き出そうと思います。

ほんとばあちゃんありがとう。
向こうではちゃんと人の言う事聞いてください照れ