能登の家の現状と今後の予定 | 注文の多い蕎麦店

注文の多い蕎麦店

人間は何を食べて命を繋いできたのか?
純粋に生きるための料理を実践し
自然に回帰することで
人間本来の生活を取り戻します。


早いものであの元旦の能登の大地震からもう1ヶ月が経とうとしてますが。
今うちの能登のばあちゃん家の現状はというと。

家屋の大々的な損害は辛うじて免れたのですが。
地盤が軒並み傾き家中の扉が閉まらないので目張りをしてどうにか隙間を塞いでるそうです。
もちろん基礎から歪んでるのでどのみち建て替えが必要になると思います。

ライフラインは電気ガス通信は一応復旧したらしいですが。
能登全域に渡る上下水道の復旧は未だ見通しが立たず。
うちは井戸水を引いてるので生活用水に使えるのですが
下水道がそこら中で破損してるので
生活排水は流せないそうです。

なので風呂や洗濯、料理なども出来ず。
風呂は自衛隊が設置した仮設風呂を利用してるのですが
整理券をもらって順番待ちになるのでそう気安くは使えないそうです。
おばちゃんで今まで3回ほど入ったと言ってたので週1くらいのペースでしょうか。

あと排泄物もトイレに流せないので簡易トイレで用を足しゴミ袋に。
ということになるのですがゴミ焼却炉も軒並損害を被ってるので

町内へのゴミの収集もままならないそうです。

とにかく上水道はもちろん下水も復旧しないとまともな生活を送れないのが実情。


 

僕の方は能登町の災害ボランティアが募集されれば即行けるように準備はすでに整ってるのですが。
能登町を含め珠洲輪島穴水などの被災地は

まだ受け入れ体制が整わないのか一向に募集がかかる気配がありません。

なので石川県の災害ボランティアに事前登録はしてるのですが。
どうしても金沢集合の金沢解散で現地で直接参加というわけにはいかないらしく。
金沢に集まった人が3時間くらいかけて被災地の手助けに向かい
また3時間かけて戻ってくる。
というなんとも非効率な状況が未だに続いております。

公の対策を待っていてもらちがあかないので民間ボランティアの募集も探してみたのですが。
これまた本拠地を金沢や羽咋などの県南部に置くところばかりで断続的な支援にならざるを得ず。
能登町や珠洲輪島などの被災地を拠点にした継続的な活動が出来てないのが実情。

とにかくばあちゃん家に行って一人でできることを探してみようか?
とも思ったのですが単独行動で他人に迷惑をかけるなという謎の日本人ルールが
個人の行動力を萎えさせている。
のも残念で仕方ありません。


とりあえずはもう少し能登町の対策を待ってみて動きがないようなら
2月の連休の狭間の9日間ほどだけ近所の人の手伝いとか個人的な炊き出しでもしようかな。
と考えてます。

いずれにせよボランティアでは息の長い支援ができないので
何か持続可能な方法で能登に恩返しできないかなともふわっと模索してます。
例えば現地で幾ばくかの収入を対価として得ながら支援活動も兼ねられる仕事でもあれば。

いっそのこと将来的に能登に移転して蕎麦屋なんかもアリかな。
とも本気で考えてます。
そんな感じで今後急に休みに入ることもあるかもしれませんがご理解とサポートいただければ。

それにしてもあれからもう一ヶ月も経つんですね。
ほんとに月日の過ぎるのは早い。
裏を返せば能登にまた陽が昇るのもあっと言う間ということ。
僕らも乗り遅れないようにがむしゃらに生きないとニコニコ