猛烈な違和感を受け止めること | 注文の多い蕎麦店

注文の多い蕎麦店

人間は何を食べて命を繋いできたのか?
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自然に回帰することで
人間本来の生活を取り戻します。

 

京北もちらちら雪が降り始めました。

能登の方は大丈夫でしょうか。


先週の木曜日にこっちに帰ってきてから買い出しの後。
カルディで少し買いたいものがあったので
京都市内のショッピングモールに寄ったんですけどね。

まだ正月休みの人もいるだろうし
子供らは冬休み中だし。
ということで車も停められないほどの盛況ぶりで
もうみんな何事もなかったかのような平和な穏やかな正月の風景なんですよ。

もちろんちゃんと頭では整理できてるんですけどね。
家族そろってみんなでお買い物して
ご飯でも食べて。
って普通のどこにでもある正月の家族団らんの一コマなんですけどね。

前日までの能登の凄惨な状況とあまりにもコントラストが強烈すぎて。
居ても立っても居られなくなって
なんか不可抗力で涙が流れそうになって
買い物もそこそこに急いで外に出ました。

もうそれからはダメですね。
もう心がおぼつかなくなって
とても一人じゃいられなくなって。
普段はほとんど寄り付かないんですけど
前日までずっと一緒にいたのになんか無性に家族に会いたくなって
実家に電話したら。

そういうときに限って誰もいない

んですよね。
そのまま家に帰るのも精神的に危ういような気がして。
ぐらんぐらんに揺れ始めた気を鎮めるために
普段はほとんど誰も見かけない運動公園に車を走らせたんですけど

そういうときに限って家族連れでいっぱい

という。
もうこれは試練やな
と思って絶対負けへんぞと楽しそうな家族連れの中ベンチにドカッと腰を下ろして

お前ら帰るまで絶対動かへんからな

と暗くなるまでずっとスマホいじってました。
それなんの意地やねん笑い泣き