福井県で今のような蕎麦に大根おろしをのせる
ぶっかけスタイルが始まったのが江戸時代の頃だと言われてるのですが。
なんでも当時越前に国替えになったどこかのお殿様が
一緒に蕎麦職人を連れてきたのが始まりだとか。
ただしその起源はどうあれここまでおろし蕎麦が福井で定着したのには
ちゃんと理由があるわけで。
僕の感想では福井の在来種ってどれも
かなり締まるんですよね
つまり普通の打ち方水回しだと硬い蕎麦になってしまう。
ところがその硬い蕎麦も大根おろしを合わせると
大根のでん粉分解酵素によって
蕎麦が柔らかくなる
しかもでん粉が食べる前に分解されるので
甘味も鋭敏に感じられる
ことが大根が福井の固い蕎麦を美味い蕎麦に変えた。
というのがここまでおろし蕎麦が福井に根付いた理由なんじゃないでしょうか。
もちろんもし元々軟らかい蕎麦に大根おろしを合わせると
必然的にぐだぐだになる
ので何でもかんでも蕎麦には大根おろし
っていう盲目的な発想はやめておいたほうがいいと思います
そんなことを感じた越前蕎麦の代名詞のような福井の剛麺蕎麦屋さんの話です↓