衝撃だったオードリーヘップバーン | 注文の多い蕎麦店

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先日オードリーヘップバーンの伝記映画のような作品を観たんですが。
正直なところそれまで彼女の映画は
若い頃にテレビの深夜映画でちらっと流し見したくらいの記憶しかないので。
名前はもちろん知ってましたが大した感慨もなかったんですね。
ああそんな人生歩んでたのかふ~んってくらいで。

でもやっぱり70年も経ってまだその名声が鳴り響いてるくらいだから
よっぽどの人物なんだろうと。
それなら一度ちゃんと観てみるかということで。
 

どうせなら彼女が一夜にしてスターに登り詰めたあの
ローマの休日をきっちり観てみようと。
デジタルリマスター版とかいうやつを借りて観てみたんですがその感想は。

もう凄いとか美しいとか通り越して

 

これは言わばアクシデント

何て言ったらいいんだろう。
例えるなら仕事帰りにくたくたになって電車のシートに倒れるように座り込んだら

向かいの席になんとマリア様が微笑んでいた

くらいの衝撃でしょうか。
もちろんその愛くるしいまでの容姿はこれまで何度も目にしたことがあるので
想定内の範囲なんですが。
実際に彼女が動いてイギリス王女の役になりきって演じてるのを目の当たりにすると

もう王女なんて肩書さえ安っぽく思えるくらい

躍動的で愛おしくてそして神々しくて

一秒も画面から目が離せないほど釘付けになってしまいました。
なるほどそりゃこの令和という時代になってもまだちやほやされるはずだと納得。

あとは彼女の他の作品ティファニーで朝食をだとか
マイフェアレディだとかも観てみようかと思ったんですが。
たぶんこのアクシデント級の衝撃はこのローマの休日でしか味わえないと解ってるので。
未だに他の作品に手が付けられないでいます。

ローマの休日のオードリーは僕の心の中の十字架として
ずっと永遠に握りしめていこうと思います。


それにしてもなんで相手役があんなおっさんやねん。
っていうかあの時代のスターはみんなおっさんばかりで今の時代なら
そのキャスティング自体がセクハラ扱いになると思うで笑い泣き