先日「少女は自転車に乗って」という
10年くらい前のサウジアラビア映画を観たのですが。
そういや何気にサウジアラビアの映画って人生初かもな。
と思って調べてみたらサウジアラビアは2018年まで
宗教上(イスラム)の理由で映画館を建設できない
国だったんですね。
これは婚前の男女が触れ合うことを固く禁じている厳格なムスリムにとって。
ランダムに男女が一つの場所に同居する恐れのある映画館はご法度
という理由だったらしいのですが。
映画館を建てられないということは必然的に
映画を制作しても披露する場所がない
ということでサウジアラビアではほとんど映画は作られてなかったんですね。
道理で世界中の映画を観漁ってる僕がサウジアラビアの映画が初だったのも頷けます。
35年ぶりに解禁された映画館で初めて上映されたのが
イスラムの厳格な戒律に身をもって疑問符を呈したこの作品であった。
という背景も合わせて鑑みるとより感慨深い貴重な映画でした。
ちなみに当時のサウジアラビア人はどうしてもスクリーンで映画が観たくなったときには
海外旅行に出かける
のが普通だったそうです恐るべしオイルマネー