タイでの何よりの収穫は人との絆 | 注文の多い蕎麦店

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人間は何を食べて命を繋いできたのか?
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自然に回帰することで
人間本来の生活を取り戻します。



朝一でお祈りを済ませ
今日は蕎麦の製粉手伝い。


これは中国国境沿いのミャンマータウジ産2月収穫の新蕎麦。
脱穀天日干し後の状態。
ここから殻の表面を擦り合わせてゴミや土を取り除きます。


これが磨き機。
米用のを改良してます。
3分の1くらいは鬼皮が剥けてしまうのが難点。


磨きの終了した玄蕎麦。
これをもう一度篩機に通してゴミや割れた実を取り除きます。


ちなみにこの篩い機は特注で自作。
14000バーツ約49000円。

これを鬼皮ごと製粉機で挽いていきます(いわゆる玄挽き)。


一度挽いた粉をさらに篩い機で60メッシュと80メッシュに分別。


ちょっと昼ご飯休憩。


パッタイと。


焼きバナナ。
休憩がてら近くの山岳民族アカ族の村へ。


これは箒用の葉っぱ。


午後は12月に収穫したてのチェンマイ産新蕎麦を手挽きで。
石臼はシーラチャー産の豆乳用。


こっちの目立ては深めで切れ込みが途中で終わってます。


そして一汗流しに近くのポンプラバート温泉へ。
チェンライはタイ人の間では名湯が多いことで知れ渡ってます。
基本的にタイの温泉は個室の家族風呂スタイル。


源泉はかなり熱いので水で調節。
硫黄臭少なめですがトロトロと体に纏わりつくような泉質で日本でもかなり上等のレベルなんじゃないでしょうか。

そして井上さん一家と最後の夕食がてら。
新蕎麦を蕎麦がきで試食大会。


ゲーンヘックとガイヤーンも。
それにしても4日間なんてあっという間です。
家族同然のように受け入れてもらえたのでかなり淋しいですね。

今回の最大の収穫は蕎麦がどうのこうのというよりも井上さん一家との出逢い触れ合い。
そしてそこからまた新たな人たちとの出会い。
そういった人と人との絆とか繋がりが自分の将来にとって何よりの財産になるのだな。
と改めて実感できたことでした。

また来年必ず帰ってこよう!
と言うかいっそのことメーチャンで蕎麦屋っていうのもアリかもな笑

これでメーチャンでの蕎麦研修終了。
今日は朝一のバスに乗ってチェンライ→チェンマイへと一気に移動します。
またバスの中で寒さとの戦いか笑い泣き