食文化を衰退させるネット社会 | 注文の多い蕎麦店

注文の多い蕎麦店

人間は何を食べて命を繋いできたのか?
純粋に生きるための料理を実践し
自然に回帰することで
人間本来の生活を取り戻します。


ネットに書き込む書き込まないという起爆装置をお客さんが手にしている以上。
飲食店側は常にその飛び道具に怯えながら

なるべくリスクを避けて無難な方向で

営業せざるを得ないんじゃないでしょうか。
一昔前の創作料理全盛期時代ならちょっと冒険してこんな演出をしてみようか?
どんな奇想天外な料理を創ってみようか?
っていうワクワクドキドキな楽しみが作り手にはあったのですが。

今そんな危険な賭けに出てもし外してしまった場合
瞬く間にネット社会に拡散されて下手したら命取りになることもあるのです。
個人店ならまだしもチェーン店なら連帯責任に発展することも。

外食産業がどこも似たり寄ったりなメニューにばかりまとまってしまう傾向には
そういう背景があるのかもしれませんね。

そしてそういう食生活しか選択できなくなった人間もまた皆同じような中庸な存在になってしまうという。
何とも面白くもクソもない寂しい時代になってしまいました。

もちろんうちはまだまだ自爆覚悟で弾けまくってやりますけどね。
昔の自分に戻ってラムネの煮物とかレモン1個丸ごと天婦羅とか出してみようかな照れ