田舎で陥りやすい何でも屋症候群 | 注文の多い蕎麦店

注文の多い蕎麦店

人間は何を食べて命を繋いできたのか?
純粋に生きるための料理を実践し
自然に回帰することで
人間本来の生活を取り戻します。


田舎に行くとよく見かけるのが。
色んなメニューを揃えて元々は何屋だったのかも分からなくなってるお店。

例えば元はうどん屋なのにカレー置いたりコーヒー出したり挙げ句の果てには
ラーメンまでと。

そういうお店って結局は数少ない地元のお客さんの要望をいちいち聞いてたら
知らないうちにメニューが増えてた。
ってパターンだと思うんですけど。

そりゃお客さんにしたら田舎では店の選択肢も少ないだろうし
一つの店で色んな物を食べられる機会が欲しい。
というのは当然の欲求なわけで。

でもそれを店側が全て拾っていたらメニューが増える分仕入れや仕込みが増えるだけで
元々そういうお客さんの利用頻度自体微々たるもんなんだし。
店側が体力的にも疲弊するだけで利益はほとんどなし。
ってことが多々あると思うんですね。

そういう悪循環を断ち切るためには思い切って一点に集中して専門店化するしかないのですが。
そうなると一旦は目の前のお客さんを手放すことになるので
後は店側にその覚悟が持てるか否か
にかかってくると思うんですけど・・・

もちろんうちはとっくの昔に断捨離しましたけどね照れ
そんなことを感じた京都郊外の蕎麦屋の話です→https://ameblo.jp/monomi-soba/