自己満足と営利の両立は可能か?  | 注文の多い蕎麦店

注文の多い蕎麦店

人間は何を食べて命を繋いできたのか?
純粋に生きるための料理を実践し
自然に回帰することで
人間本来の生活を取り戻します。


飲食店を経営されてる方は皆さん
どういう料理を作りたい。どういう店にしたい。
という夢というか理想を持って店を開けられたと思うんですけど。

とは言ってもどれだけ高い理想を持っていても利益を生み出さないことには
この資本主義の世界では自分や家族の命を繋いでいけないので。
結局その理想と現実の金勘定の狭間で葛藤することになるのですが。

たまにそんな葛藤など微塵にも感じさせずに。
損得勘定だとか世間の需要がどうだとか売れ筋商品がどうだとか
全くお構いなしみたいな感じで
自分のやりたい料理をやりたいスタイルで貫いてるお店も見かけるんですね。

そういうお店って生活どうしてんだろ?
元々資産があったのかな?
それとも何か特別な副業でも持ってるのかな?
だとかあれやこれやと余計な詮索をしてしまうのですが。

結果的にそういうお店は料理も店作りも自己満足的な世界に入り込みがちになりますので。
客観的にみれば提供する料理と店のスタイルが明らかにミスマッチなことがよくあります。
ただしその独特の世界観に共鳴できた人にとっては生涯でかけがえのない店になるでしょうし。
共鳴できない人にとっては。

何やこの店独りよがりで気持ち悪いな

っていうことになってしまうんですね。
結局はそういう自己陶酔と市場の需要をバランスよくコントロールできるような
柔軟性が必要だということ。
うちもちゃんとコントロールできればこんなに苦労はしないんですけどね笑い泣き

そんなことを感じた蕎麦屋の話です→https://ameblo.jp/monomi-soba/