症状がないならメタボ検診は不要 | 注文の多い蕎麦店

注文の多い蕎麦店

人間は何を食べて命を繋いできたのか?
純粋に生きるための料理を実践し
自然に回帰することで
人間本来の生活を取り戻します。


先日京都市の保健福祉課から特定健康診査なる健康診断の受信票が届いたのですが。
特定健康診査なんていうと何か特別な健康診断のような錯覚にとらわれますが
何のことはない昔の所謂メタボ検診のことです。

この特定健康診査の受診票は国民健康保険に加入している40~74歳の全員に送付されたようですが
予備知識のない人にとってはこの案内状は半ば義務強制的雰囲気をたっぷり醸し出してますので。
500円払って受診される方も結構おられるんじゃないでしょうか。

ただしあくまでも僕の私的見解としては。
身体のどこそこに不安がある。
という自覚症状がないのなら全く受診する必要はないと思います。
僕もかれこれ20年以上身体に何の不具合も生じないので健康診断の類は一切受診したことがないのですが
おかげさまで同等年数の間風邪はおろか何の病症状も発生しておりません。
もちろん健康保険も一銭も使ったことがありません。

僕と同じように全く自覚症状がなかったのに
念のためとか家族の勧めなどで検診された方が。
スクリーミング効果で本来なら自然治癒力で治まっていたはずの症状まで掘り起こされて。
その病気の赤ちゃんとでも言えるほんの些細な綻びを改善させるために薬剤を処方され。
その薬によって病気の赤ちゃんを封じ込める代わりに身体の他の部分に負担がかかり
それを改善するためにまた新たな薬剤を。
といたちごっこのような対症療法が繰り返されることで結果的に。

全身に癌が転移していた

などという悲惨な結末に辿り着くのを過去に何度も見てきたのですが。
それでもまだ病気と言う人間が創り出した空想の恐怖に対する不安を打ち消すために
今日もまたどこかで健康診断という名の病気粗探しシステムに
500円玉を握りしめて行列を作る人々が絶えないのでしょう。

もう少し自分の身体を人間の潜在能力を信じてあるがままの症状を受け入れられるような潔さが欲しい。
とつくづく思います。
そんなに行列を作りたいのならうちの店なんていつでもがらがら並びたい放題ですよやかましいわ笑い泣き