人間ドックと聞くと病気を早期に見つけてくれて
大事にいたる前に治療できる優れたシステムだ。
と思われる方がほとんどなのでしょうが。
人間ドックを代表とする健康検診の類は
あくまでも自覚症状があるのに経済上や生活上もしくはただ面倒だという理由で
病院に行けない人行かない人に対して早期治療の機会を促すことができる。
という利点があるのであって。
自覚症状もないのに会社の規約で仕方なくとか
痛いところも痒いところもないのに不安症の家族の勧めで念のために。
みたいな人にとっては普通なら自然治癒力で改善していたはずの
病気ともいえない初期症状まで根掘り葉掘りほじくり返され。
これまた自然治癒力で抑制できていたはずの症状を薬剤で先んじて封じ込めた結果
本来獲得していたはずの自己免疫力まで喪失してしまい。
結果的に人間ドックを受ける前よりも健康が奪われていくということになりかねません。
つい先日も聞いたこともない阪神の選手が人間ドックで癌が見つかった。
みたいな話題が上がってましたけど本来なら自然に消えていたはずの癌の赤ちゃんまであざとく見つけられて
これからの彼の野球人生の行く末を思うと残念で仕方ありません。
人間ドックで乳がんのほんの初期状態をあざとく発見されてしまった小林麻央さんの
その後の悲惨な闘病記が記憶に新しいように。
過剰な健康検診がもたらすスクリー二ング効果が何も問題視されないのに
福島の子供たちに多発する甲状腺癌はスクリーニング効果が原因だ！
という二律背反を堂々と主張する
今の医療システムはどう考えてもまともに機能しているとは思えません。
全ての人間にとって人間ドックを含めた健康検診が無駄だとは思いませんが
せめて必要な人と不必要な人の境界線くらいはきっちり引けるようなそんな健全な社会であってほしいと
切に願います。
もちろん僕には一切の検診は必要ないと自分の細胞が胸を張って主張してますので
今後いかなる健康診断も受けないとは思いますが。
個室で健康診断ごっこくらいならアリなのかな？と邪な妄想を抑制するのが大変ですこのエロ親父が