緊張時に鳴るお腹の音を止める方法 | 注文の多い蕎麦店

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お腹が減ってきたときにぎゅうぅぅぅ!とかぐぅおぉぉ!とかきゅろろろ!とか鳴ることよくありますよね?
それもよりよって静かな授業中とか会議中とか映画館の中でとか一度気になりだしたら余計に鳴りだしたりして(^ ^;)
どうにかしてこの腹の音(正式には腹鳴と呼びます)を鳴らないようにできないだろうか・・・
というわけで腹鳴を抑制するためにはまず腹が鳴る仕組みから考えてみましょう。

まず結論から申しますと。
空腹時の場合も緊張時の場合もお腹が鳴るのは胃の蠕動運動が原因です。
人間の体内では通常エネルギーが消費されて血糖値が下がってくると体内に蓄積された脂肪を分解して新たなエネルギーを作り出そうとします。
この過程で発生した遊離脂肪酸が血液中に増殖し始めると間脳の視床下部にある摂食(空腹)中枢に信号が送られ空腹中枢は自律神経の作用を利用して胃腸に新しいエネルギー源を取り込めるように準備してネ!という指令を下します。
 

するとこの命令を受けた胃は胃内で未消化のまま残ってる食物を急いで小腸に送り出そうとします。
この時に胃は自身を収縮して食物を搾り出すような動きをするのですがこれが所謂蠕動運動。

この胃の収縮運動で胃内の食物や水分やガスなどが小腸に移動するときの音。
それがあのぎゅるぎゅるうぅぅ!とか鳴る腹の音の原因です。
だからお腹が鳴るのは人体の当然の働きなので空腹時に無理に腹鳴を止めようとするのは体内の他の器官に負担を与える可能性があるのでやめたほうがよいのかもしれません。
え?それじゃ授業中とか会議中とか鳴ってほしくないときの場合でも我慢しちゃいけないの?!
っていうことなんですけど・・・

ずばり!我慢しちゃいけません(≧▽≦)
というのも空腹時も緊張時もお腹が鳴る原因は胃の蠕動運動には違いないのですが胃から腸に送られる物質が違うんですね。
上記のように空腹時には胃内の食物や水分が移動するために音が発生するのですが緊張時に鳴る音の原因は胃内の空気です。
例えば静かな環境の公共施設とかでお腹は満腹なはずなのに一度気になりだすとお腹がキュルキュル鳴り出すことってないですか?
 

我慢しようと思えば思うほどきゅるきゅるきゅるきゅると( ゚∀゚; )
これは緊張時に知らず知らずのうちに呼吸が早くなり酸素を過剰に取り込んだために胃が腸へ急いで空気を送り出そうとしてるんですね。
それがお腹は減ってないのに静かな場所でお腹が鳴る原因です。

つまりそういう環境で腹鳴を止めるためには鳴らしちゃいけない!我慢しなきゃ!!
っていう緊張感が過呼吸を生み出しお腹を鳴らしてしまうという逆効果になってしまうので
腹鳴をできるだけ抑制したいのならなるべくゆっくり呼吸して酸素供給量を減らして精神を落ちつけるより仕方ないでしょう。

そろそろ結論を言うと。
授業中や会議中とか映画館のシリアスな場面でお腹を鳴らしたくないのなら・・・

気にするな!鳴ったら鳴ったときや!という潔さが必要です。
なんなら椅子とかずらして効果音で誤魔化してしまおう・・・
ってここまで引っ張っておいてこの結論とは(///∇//)