麻央さんの死を美談で終わらせないで | 注文の多い蕎麦店

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人間は何を食べて命を繋いできたのか?
純粋に生きるための料理を実践し
自然に回帰することで
人間本来の生活を取り戻します。


乳癌による闘病生活を続けていたアナウンサーの小林麻央さんが亡くなられました。
癌発見から約1年。
放射線治療から抗癌剤治療そして転移・・・あっという間の一年でした。

よくがんばったね。

そんな声があちこちから聞こえてきそうですが・・・
よくがんばった?
よくがんばった結果がこれなのに・・・

1年間苦しい治療に耐え抗癌剤の副作用にもがき苦しみその痛みを和らげるために別の薬で緩和する。
そのよく頑張った結果がたった1年で迎えた死なんてあまりにも果かなすぎるじゃないですか。
それならよく頑張らないで例え余命が短くなったとしても残りの時間で好きなこと自由にやりきった方がよかったじゃないですか。

麻央さんが痛みを覚悟してなぜ抗癌剤治療に踏み切ったと思います?
少しでも長く生きて家族と共に過ごしたかったからでしょう。
その一縷の望みの結果がたった一年だけなんて・・・

抗癌剤では命は繋げません。
もちろん家族との幸せも叶いません。
痛みや苦しみと引き換えに人間らしい生活を放棄してほんの少し寿命が延びるだけ。

麻央さんの死を無駄にしないで。
よく頑張ったで終わらせないで。

頑張らなくてもいいから痛みに耐えなくてもいいから。
自分の身体にそっと語りかけてみて。
何故癌細胞ができたの?
癌細胞は何を訴えてるの?
良性細胞が癌細胞に変わった理由は不運でも悲劇でもなく
間違いなくあなた自身に原因があります。

そこから目を逸らさないで。
運命のせいにしないで。
安易に医療に頼らないで。
癌と戦わないで。

癌細胞を叩き潰すのではなく
癌細胞の声を聞いて耳を傾けて寄り添ってやること。
癌細胞の唯一のエネルギー源は糖質です。
自ずとやるべきことは限られてくるでしょう。
麻央さんの死を無駄にしないで・・・

よくがんばったね。
合掌。