いざ一人旅の始まりです。
目指す先は南の島々。
どこにしようか?
プーケット島、ピーピー島。
いや、できるだけマイナーなとこがいいな。
できるだけ日本人の少ないとこ。
サムイ島。いやまだメジャーっぽいな。
パンガン島、コパンガン。
これだ。この聞いたこともない島。
しかもサムイ島から船が出てるじゃないか。
決まりです。目的地はコパンガン。
ちなみにタイ語でコは島。
コサムイ、コピーピーとなるわけです。
コピーピーて(笑)
とりあえずサムイ島行きの船が出てるのは
スーラタニーかチューンポン。
チューンポンて(笑)
決まりだ。目指す先はチューンポン。
チューイングボーン。
バンコクからチューンポンへは電車。
駅に着いてびっくり。
絢爛豪華たる駅舎は大都市のそれ。
アンタッチャブルの名シーンを想像させる
欧風ロマネスク。
いったいこの国の文化は・・・
数本のホームしか想像していなかった僕。
完全にパニック状態。
とりあえず切符売り場でチューンポン。
通じた。
切符は手に入れた。
でもどれに乗ればいいんだ(汗)
どうやらホームへは乗車直前にしか入れないようだ。
仕方ない。
数打ちゃ当たる。
何言ってるかわからないアナウンス。
締めくくりは必ずコープンカ~。
ちなみに男はカップ、女性はカ~です。
このカ~がなんとも可愛らしい(笑)
このカ~の合図で乗客は改札に殺到。
もちろん僕も突撃です。
止められた。
チューンポンはまだのようだ。
カ~。突撃。制止。カ~。突撃。制止。
5度目くらいですか。
ようやくお目当ての電車。
もっとタイ語勉強しとくんだった。
なまじ片言の英語が使えるから
語学勉強に身が入らない。
中国の時みたいな危機感がない。
結局身に付けたタイ語は。
こーぷんかっぷ。さわでぃかっぷ。あろいまー。
くらいか。
ありがとう。こんにちは。おいしい。
ああダメダメ観光客レベルじゃないか(涙)
この知識で未知の世界へ一人旅。
このぞくぞくするような恐怖感がたまらない。
もちろん電車では寝られません。
扉付近に陣取りアナウンスに集中。
駅に着くたび駅名を凝視。
チューンポン。チューンポン。
そう。この旅で最も多く発した言葉。
ちゅーんぽん(笑)
間髪いれずにちゅーいんぐぼーん(苦笑)
ようやく辿り着いたチューンポン。
何の変哲もない寂れた漁港でした。
どうやら日本人の姿は見当たらない。
ほっと一息。
とりあえず今日はゆっくり寝よう。
朝一の船でサムイ島だ。
サムイ島。
そこは名前とは裏腹に
異国人によって侵食された
熱い島なのでした。
続く。