挑戦と実利の境目をどこで探るか そばの里深萱ふ~ど(岐阜・美濃加茂) | 蕎ばログ

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蕎麦屋が蕎麦屋を食べ歩く。一般人とは異なる同業者としての視点でシビアに鋭くタブーに突っ込みます。
技術や味云々よりも料理や蕎麦に対する信念、哲学、お客様への配慮等そういった方面から観察したいと思います。


2023・11月訪問

朝一で富山市内のネカフェを出発し

山越えで岐阜の高山方面へと思ったら。

 

 

まさかの積雪。

 

 

早めにスタッドレスに換えといて正解。

雪の中糖尿病に効くと言われる湧き水を汲んで。

 

 

ちょっと早めに出過ぎたので急遽予定を変更して。

 

 

飛騨古川の気多若宮神社。

 

 

あの大ヒットアニメ君の名はのモデルらしい。

 

 

確かに不思議な印象に惹かれる神社でした。

寄り道して正解。

 

 

そして高山で野菜の買い出しをして。

 

 

千光寺。

 

 

こちらは呪術廻戦にも登場する両面宿儺像があることで人気らしいのですが。

 

 

平日は非公開だった残念。

 

そして下呂に移動。

 

 

ここも外国人いっぱいでした。

 

 

蕎麦屋の開店にまでまだ時間があったので足湯へ。

 

 

あまり知られてないのか貸切。

以前はここでも水着着用で入浴できたらしい。

 

 

そして時間になったので。

 

 

ん?なんか静か・・・

 

 

がび~ん。

ネットにはなんにも書いてなかったんやけどな汗

 

せっかくここまで来たのに・・・

 

さあどうする?近場でどこか別の蕎麦屋探すか??

と思ったんですが

スパッと切り替えて以前から気になってた美濃加茂の蕎麦屋へ大移動。

ぎりぎり時間内に間に合いました。

 

 

美濃加茂市坂祝町の田園や畑が広がる長閑な立地です。


 

木をふんだんに使った内観で。
掘りごたつ席が4✕8くらいとテーブル席が4✕2くらいと結構広い。

 


 

メニューはこちらのみ。


 

動物性タンパク質が温かい蕎麦のにしんしか見当たらなかったので。
盛り蕎麦二種と蕎麦の実茶漬けがセットになった炭水化物セットで。

付き出しにおからと蕎麦煎餅。


 

1枚目。


 

地元坂祝町産自家栽培の福井由来と福井金津の丸岡在来茨城常陸秋蕎麦のミックス。
自家製粉挽きぐるみの微粉十割。

キンキンに冷やしてあるので風味はなかなか感じにくいが
しばらく咀嚼するとかなり上質な旨味と香りが遅れてやってくる。
辛汁も美味しい。

そして二枚目。

 


 

こちらは抜き実の20メッシュ粗挽きだがところどころ星も散見できる。
ただし正直な感想蕎麦の形状を成してない。

ここまでぐちゃぐちゃだとさすがにしんどいか。
さほど旨味も引き出されてないし20メッシュにこだわる必要があるのかと。

辛汁は粗挽き用に別で
やや甘めの老ね感ある風味。
こちらも美味しい。

最後に蕎麦の実茶漬け。


 

さすがにここまで炭水化物を重ねると腹いっぱい。

蕎麦湯もかなり風味が出てたのでしっかり玄蕎麦の管理も出来てるのでしょう。

あとは20メッシュの粗挽きというこだわりを更に突き詰めていくのか
それとも潔くスパッと切り換えるのか?
というところでしょうか。

帰り際に奥さんと少し話しさせていただきましたが。
京都のいまふくさんとも親交あるらしい。
今度はそっちかチュー

 

 

そばの里深萱ふ~ど

岐阜県加茂郡坂祝町深萱482