長時間に及ぶ開頭手術を受けたクマさんは
その後、集中治療室に移されました。
しばらくは絶対安静ということで
寝顔しか見ることはできませんでしたが、
息をしていることは確か。
生きているんだな~と、しみじみ思いました。
翌日、会話ができるというので
義父母と一緒に集中治療室の中へ。
キャップに割烹着のような衛生着、
マスクを身に着けて中に入ります。
このときは、本人の記憶も会話もかなりはっきりしていました。
「俺、くも膜下になっちゃった。
携帯持ってきてくれ、会社に電話するから」
そして、しきりに病衣の胸のあたりを探るしぐさをします。
これは胸ポケットにタバコがないか
無意識に探しているんです。
そう、クマさんが倒れた原因の一つに喫煙もあるんです。
動脈瘤、高血圧、ストレス…すべてが重なってしまったんですね。
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さて、集中治療室でのクマさんですが、
頭はともかく、体は元気なので
3日目にはベッドで食事をとることもできました。
えっ!!ここで、そんな普通の食事していいの?( ̄□ ̄;)
頭や腕にいろんな器具を付けながら
自分で箸を持って食事をとる姿に、正直びっくりしました。
しかも完食!!∑ヾ( ̄0 ̄;ノ
なんだ元気じゃん…( ̄_ ̄ i)
このままいけば、すぐに退院できそうな雰囲気。
しかし、くも膜下出血との本当の戦いは
集中治療室を出てから始まったのでした。
明日は、患者が避けては通れない
記憶障害についてお届けします。