居場所 ひとりぼっちの自分を好きになる12の「しない」こと
大崎洋
サンマーク出版


内容〜ダウンタウンを見出し、活躍の場をつくり、

ともに歩みつづけた吉本興業のトップがはじめて語る
「生きづらさ」の処方箋。
 
激動の人生を歩んだ著者が、自分や大切な人たちの「居場所」をつくるために心がけてきた12の「しないこと」とは。/サンマーク出版HPより



この本が出た頃、KBS京都ラジオでしてた『らぶゆ〜きょうと』っていう大崎さんと坪田さんがゆったりおしゃべりするラジオをたまに聞いていて、たまたま聞いた回で大崎さんが坪田さんにどうやったら売り上げが伸びるか的なことを相談してて、印象に残ってたんよね。内容も気になるから本屋で何度も手に取ったもののなんとなく買わないままに終わってたこの本。先日図書館で別の本を探してた時に視線に飛び込んできたので嬉しくなって借りてきました(笑)

買わなくてごめんなさい。


ラジオで聞く大崎さんは程よく気が抜けてるいい雰囲気のおじさんって感じで、その雰囲気が滲み出てるような内容。ご自身も会社の中で居場所が無いところから色々あって会長までなったすごい人のはずやけど、そんな感じは全くなく〝ほわん〟とした雰囲気の読みやすい本でした。


ラジオでお声を知っていたから、読む時にその声をイメージしながら読めたのもよかったのかも。


不安があったら迷ったらしてる時に読むのにオススメな本だと思います。







満月珈琲店の星詠み




満月珈琲店の星詠み
望月麻衣
画:桜田千尋
文春文庫


あらすじ〜満月の夜にだけ開く不思議な珈琲店。優しい猫のマスターと星遣いの猫たちが、極上のスイーツと占星術でで、人生に迷える人々をおもてなしする。/文春文庫HPより



いつも行く本屋さんの店頭で結構長い間特集されてて、ついにはすごく綺麗な作品集まで加わってて、ずっと気になってた小説。ついに手を出してしまいました。


先日星詠みをしてもらう機会があって、生まれた日の星座から初めましての星詠み師さんに次々と自分のことを言い当てられて、星詠みに興味津々なタイミングだったのも大きいかも。


満月にふと現れる珈琲店。夢の中の出来事として描かれてるけどほんとにあればいいのになぁ。出てくるスイーツやドリンクもほんとに美味しそうで、次は何が出てくるのかを楽しみに読むことができました。


人生の色々な出来事に悩みつつ日々を生きてる主人公たちに星詠みの視点から猫の店員がしてくれるアドバイス。ますます星詠みをちゃんと学んでみたいと思わされました。主人公たちが同年代で共感しやすいのもあるかな。


続編も出てるので読もうと思います📖










浮雲 心霊奇譚-赤眼の理-
神永学
集英社


あらすじ〜時は江戸。絵師を目指す八十八は、姉の憑き物落としを依頼したのがきっかけで、死者の魂が見えるという破天荒な男・浮雲と共に数々の事件に関わっていく──。『心霊探偵八雲』のルーツがここに!/集英社HPより



心霊探偵八雲シリーズの神永学さんが10周年記念でスタートされたシリーズ。もう10年も前の本になってた。いつか読みたいと思いつつなんとなくスルーしてたんやけど、久しぶりに図書館に行ったついでに読み始めてみようと借りてきました。


心霊探偵八雲のルーツってことで八雲っぽい人が出てくるのかと思いきや主人公の雰囲気は全然違う(笑)でも八雲と被るところもあって面白かったです。


浮雲が八雲的なポジションとして、これは晴香かな?これは後藤さんかな?みたいな感じで心霊探偵八雲との共通点を探すのも面白かった(笑)


シリーズが続いて出てることは知ってたけど、思ってたより出てるし、気になる人物も出てきたので少しずつ読み進めようかと思います。










アイネクライネナハトムジーク
伊坂幸太郎
幻冬舎文庫


あらすじ〜妻に出て行かれたサラリーマン、声しか知らない相手に恋する美容師、元いじめっ子と再会してしまったOL……。人生は、いつも楽しいことばかりじゃない。でも、運転免許センターで、リビングで、駐輪場で、奇跡は起こる。情けなくも愛おしい登場人物たちが仕掛ける、不器用な駆け引きの数々。明日がきっと楽しくなる、魔法のような連作短編集。/幻冬社HPより



本屋でジャケ買いした本です。ジャケ買いって死語かなぁ。なんかキラキラして見えたんよね。

元々は斉藤和義さんへの歌詞提供をきっかけに書かれた短編小説で映画かもされてたそうで。全く知らなかった(笑)


短編小説集なんやけど物語が少しずつ繋がってて、次は誰が出てくるのかどう繋がるのかワクワクしながら読みました。横の繋がりだけじゃなく世代を超えた繋がりもあって面白かった。


それぞれの物語が大きな出来事があるわけじゃないけど、ふわって幸せを感じるような物語で読んでて気持ちがあったかくなる感じ。最初の短編を読んで、なんかサイダーみたいな物語やなって思いました。キラキラ・シュワシュワしてる感じ。


出てくる人達も、〝あっ、この人あの時の〟って感じで、繋がりが見えた瞬間にワクワクして楽しいかったです。読み終えた瞬間また読みたくなる物語集でした。


アイネクライネナハトムジークって〝ある小さな夜の曲〟って意味なんですね。








まなの本棚
芦田愛菜
小学館


内容〜運命の1冊に出逢うためのヒントに!

「本の出逢いは人との出逢いと同じ」
年間100冊以上も読み、本について語り出したら止まらない芦田愛菜が
本当は教えたくない“秘密の約100冊”をご紹介。
世代を超えて全ての人が手に取ってみたくなる
考える力をつけたい親御さんと子供たちにも必読の書です。/小学館HPより



久しぶりに図書館に行って本を借りてみました。5年以上行ってなかった気がする。基本的に作家さんに書き続けてもらう為にも本屋で買うようにしてるけど、図書館は図書館で本屋では買わないだろうなって本と出会えるのがいいよね。


この本は2019年に出た本でした。芦田愛菜ちゃんの本が好きな思いが溢れてた(笑)本当に本が好きなんだなって読んでてひしひしと伝わってきました。


書かれた当時は中学生?のはずやけど、読んでる本の分野も幅広くほんとに色んなことに興味を持ってる人なんやなぁと感じました。


学校ではやみねかおるさんの本が流行っててって書かれてたタイトルが全く知らないタイトルだったけど、〝名探偵夢水清志郎シリーズ〟で育った世代としては文化が続いてる感じが嬉しかったです(笑)


村上春樹さんとか辻村深月さんとか読んだことない本も沢山紹介されてたから、今度読んでみようかな。