最初に記事を書いたのが2月14日だったが、半年ほどは様々な事情でほとんど記事が書けず、自分でも、とても続かないかと思った。それでも、なんとか20冊以上の本の記事は残った。

 

今年いっぱいのアクセス率を調べてみると

 

1位 本当のことを知るもの ——— 武田一義著「ペリリュー -楽園のゲルニカ-」

2021-06-09 15:28:37 7月、11月を除く6、8、9、10、12 19/105=18.1%

2位 眞子さまの結婚と皇室 ——— 高森明勅 著『「女性天皇」の成立』

2021-10-22  14.3%

3位 天才は天才 ——— 谷川浩司 著『藤井聡太論 将棋の未来』

2021-09-12 14.3%

9月13日の第5局に勝利し3勝2敗で叡王獲得。これにより、タイトル三冠を達成

 

3位の 谷川浩司 著『藤井聡太論 将棋の未来』は、たぶんブームの産物だったのだと思う。実際に、記事が書かれた9月のみにアクセスが集中した。タイトル三冠を達成した時期と重なったのも大きかったと思う。この本のおかげで、私自身が「観る将(みるしょう)」になってしまった。テレビを通して、竜王戦での勝負の緊張感が伝わって来た時は感動ものだった。個人的に、この本には大いに感謝しているので、紹介する機会があってよかったと思っている。

 

 

 

2位の 高森明勅 著『「女性天皇」の成立』には、たしかに結婚前の「狂騒曲」の影響はあったとは思う。だがアクセス数の比率は、おおざっぱに言えば、10月:11月:1 2月=2:1:1 で影響は持続した。恐らく、多くの人たちが、スキャンダルの域を超えた、皇室の問題の根深さを感じているのだろう。

蛇足だが、3位とアクセス数はほとんど同じであるが、アクセスの時間的広がりから、この本を2位とした。

 

 

 

1位の 武田一義著「ペリリュー -楽園のゲルニカ-」は『「女性天皇」の成立』よりもアクセスが持続した。6月以来12月まで、7月、11月を除きアクセスがあった。

ペリリュー島の戦いに、どこまで世の中の注目が集まったのかはわからない。ひょっとして、未来の戦争のことが気になっているのかもしれない。

このマンガは傑作であると思っている。マンガに照らして、最近の台湾の状況を考えると、我々は事実をどれだけ知っているのか、と自問せざるを得ない。

 

 

 

来年、2022年もよろしくお願いいたします。