八木沼です。
今回のテーマは「アトピー傷あと」です。
◉ はじめに。
アトピー性皮膚炎から掻きこわしによる「アトピー傷あと」でお悩みの方は多いと思います。
傷あとも、急性期の掻きこわしによるものや、慢性的に皮膚を掻く事によってできる、傷あともあります。
今回の投稿は、保湿剤を使用しながら、慢性的に皮膚を掻く事によってできた、傷あと(瘢痕化組織 ハンコンカソシキ)についてです。
◉ アトピー傷あと( 瘢痕化組織ハンコンカソシキ)とは。
傷あと(瘢痕化組織)とは、簡単に説明すると、正常な皮膚が硬く変性した状態と理解して良いと思います。
皮膚が硬くなる原因は、潰瘍、創傷、梗塞等による壊死によって生じます。
また、硬くなった組織が最終的に「結合組織」となります。
◉ 保湿剤使用による、アトピー傷あと(瘢痕化組織)について。
保湿剤を使用している方はご存知かと思いますが、保湿剤を使用している皮膚のところは、保湿剤を使用してない、他の所の皮膚よりも硬くなっていると思います。
この様に皮膚が硬くなっている所を、アトピー傷あと( 瘢痕化組織)と思っている方もいらっしゃいます。
しかし、殆どの場合アトピー傷あとは、爪痕の様になっていますので、膝、肘、手首、首等の症状の様に広範囲ではない事が多いです。
一方で、保湿剤を使用する頻度が多い関節部分は、アトピー傷あとは広範囲で、皮膚も硬くなっている事が多く見受けられます。
◉保湿剤使用によるアトピー傷あと( 瘢痕化組織)の対策。
一度、アトピー傷あと( 瘢痕化組織) になると、自然に元の皮膚に戻るのは難しいのが現状だと思います。
元の皮膚に戻す為には、一度保湿剤を中止して皮膚のターンオーバーを待つ事になります。
又はターンオーバーを早める為に鍼灸をする事も有効です。
◉ まとめ。
保湿剤の使用は、アトピー性皮膚炎がある場合、アトピー傷あと( 瘢痕化組織) になる可能性がありますので、保湿剤を使用する場合は、日常的に皮膚変化を注視していただきたいと思います。
それではまた。
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◉ まめの「アトピー改善 豆知識」
◉編集後記。
アトピー傷跡と色素沈着の改善は、時間がかかる事が多いですが、運動をして汗をかくと改善が早いです☺️